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2019.2.20

2019ルーキー特集 第13回 エイミー・コガ

<Photo:Ken Ishii/Getty Images> 

 (※掲載は取材順)

 恒例のルーキー特集をお届けいたします。開幕まで1カ月を切り、各選手が総仕上げの時期。2018年プロテスト合格者の今をレポートしました。

 エイミー・コガ 1995年8月25日 米国ハワイ州出身

 1位と2位では、これほどの違いがある。2位じゃダメなんでしょうか。少なくても、ゴルフに限っていえば、そうだと思う。最終プロテスト1位合格を果たしてから、知名度が急上昇。「日時が過ぎても、去年の最終プロテストで20アンダーを出したことが信じられない。私は65や66といったロースコアを出すことが少ない。どちらかといえば、波が少なく、1アンダーやイーブンパーでラウンドを終えるタイプ。振り返ってみると、最終プロテストはパッティングがすごく良かった。ラッキーだなぁ。それが正直な感想でした」という。

 1位通過者が代表で行う、入会式の誓いの言葉は英語だった。「事前に自分らしい言葉で、というアドバイスをくださったから、英語で行った。私の日本語では細かい言い回しなど、少しだけ不安だったからです。最終日の夜、じっくりと考えた」そうだ。とはいえ、日本語の理解力、会話は取材をしていて舌を巻くほどだ。お父さんが日本人とはいうものの、日本語へ真剣に取り組むようになったのは、2016年3月。来日してからだ。

 「皆さんとおしゃべりをすることが好きです。そんな時、知らない言葉が出てきたら、すぐにそれはどんな意味、使い方があるのですか、と聞いてみる。その繰り返しでした。ただ、おしゃべりはできても、読む方はまだまだ。今年の課題のひとつですね。それにしても、トップで合格したことで、いろいろな方が注目してくださることを知りました。今までおしゃべりをしたことがなかったトップ選手の方まで、エイミー、良かったね。おめでとうと、気さくに声をかけてくださる。トップ合格のありがたさを身に染みました」と語った。

 2月中旬までハワイで調整。今季はファイナルQT20位で、第1回リランキングまでの出場権を得ている。「去年、最も記憶に残ったことは伊藤園レディスゴルフトーナメント第2日のラスト3ホールでダブルボギー、パー、ボギーと散々だったこと。今年、リベンジするためにも前半から飛ばします」と誓った。現在もハワイ大学在学中。コミュニケーションを選考している。「オンラインで講義を受けている。ゴルフの気分転換にとてもいいです。大統領などが行うパブリックコミュニケーション、メディアコミュニケーションはSNSなども含み、とてもおもしろい。何といっても、この勉強はこれといった答えがないし、興味がつきない」。

 これで良し−がないのはゴルフも同様だ。「近い将来、賞金女王を獲りたい」とも。なるほど、2位じゃダメなんです。

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