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2010.6.20

ニチレイレディス 最終日

全美貞が完全優勝で生涯獲得賞金5億円突破

 2010年LPGAツアー第15戦『ニチレイレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,530Yard、Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:25.0℃、風速:8m。心配された雨は降らず、強風が吹く曇り空のなか行われた最終日。優勝争いを制したのは2打差の首位からスタートした全美貞(ジョンミジョン・韓国)。前半を1バーディー・ノーボギーで折り返すと、後半に入っても安定したプレーで後続を振り切り、ツアー通算15勝目。今季2勝目1番乗りを挙げるとともに、生涯獲得賞金5億円を突破した。2打差の2位にはヤング・キム(韓国)。さらに1打差の3位タイには竹末裕美と森田理香子が入った。

 初日、2日目のショットの調子に比べ、「今日はあまり良くなかったし、体が朝から重かったです」という全。後半はショットの乱れからスコアを落とす場面もあったが、追いすがる後続も強風に苦戦し、その差は縮まらなかった。「今日は自分のプレーだけをしようと思っていましたし、そんなに緊張はなかったです。スコアは伸びなかったけど、今日はコースが難しいと感じましたし、ストレスもなかったです」と本人も納得の完勝。

 今後は海外遠征が控えているが、「メジャー(全米女子オープン)でトップ10に入ってみたいです。厳しいとは思うけど、コーチである義兄がキャディーをしてくれますし、安心して出来ると思います。日本でプレーしている時みたいに出来ればいいですね。難しいセッティングは嫌いじゃないですよ」と海外での活躍にも意欲をみせた全。日本ツアーで自信をつけた実力者が、海外の大舞台へ挑む。

2位 ヤング・キム
「全さんが良い状態では無かったので、もう少し頑張りたかったです。後半バーディーを2つ取れれば面白いなと思っていましたけど、風が強くてショットが思うようにいきませんでした。最後の1.5メートルのパットは緊張しましたけど、スコアボードを見て、絶対に入れたいと思いました。プレーには満足してませんけど、スコアには満足です」。

3位タイ 竹末裕美
「2番でバーディを取ってイケるかなと思いましたが、次のホールの短いチャンスを入れられなくて、流れをつかめなかったです。ショットが悪い中でのこの位置だったので、不安の中でのスタートでした。疲れも出てきてそれがショットにも響いてしまいましたね。もうちょっと体力があれば…。正直、トップの全さんの調子が良くないのを見ながらだったので、いければいきたかったですね。悔いが残ります」。

3位タイ 森田理香子
「(いつから優勝を意識した?)朝からです。でも1番からパー、パーと続いて、チャンスが来なくてどうしようかと思いました。最低でも2桁アンダーにはしたいと思っていたので。後半にボギーを打つと優勝争いは難しいと言われてました。でもボギーのあとにバーディーが取れたので、気持ちを入れ替えたつもりだったんですけど…。納得がいかない内容のゴルフでも優勝争いが出来ているということは、地力がついてきてるのかなと。早く優勝したいし、優勝できる選手になりたいです」。

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