明治チョコレートカップ　第1日目

福嶋晃子がノーボギーの66で首位発進！

　2010年度LPGAツアー第17戦『明治チョコレートカップ』（賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円）の初日が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ 島松コース（6,480Yards、Par72）で開催された。

　天候：曇り、気温：23.3℃、風速：1m。曇り空のなか行われた初日。各選手がスコアを伸ばす中、スコアを伸ばしたのは福嶋晃子。6バーディーノーボギーのラウンドで、約2年ぶりの初日単独首位に立った。1打差の2位にはイム ウナ（韓国）。さらに1打差の3位タイには馬場ゆかり、川原由維、イ ジウ（韓国）の3人が続いている。

　本人も「すごい久しぶりですね！」という好スタートを切った福嶋。「いつもだと前半が良くても、後半が悪かったりなんですけど、今日はドライバーからパターまで自分の中で注意する点が多すぎて、一生懸命ゴルフできました」と集中力を切らさずにノーボギーのラウンドで締めくくった。スイング面では「ハーフショットをすると、インパクトが強くなるので今日は運ぶように打ちました」と工夫を加え、不安のあるドライバーショットも「今週は広いので、怖がらずに打ちたいと思いました」と今日はティーショットを刻んだのは1回のみ。「いつもは曲がるのが怖くてすぐ刻んでしまう」というプレーから一転し、曲がっても距離を稼いでいく、攻めのゴルフで復調のきっかけを掴んだ。「今シーズンは調子が悪くないのに、なぜスコアに繋がらないのかという感じでした。明日はどうなるかわからないですし、これだけ長い間上位争いをしていないと、気持ちもマイナスになります。それでも何とかしたい気持ちはありますね」と明日からは復活への試練の戦いが始まる。

2位　イムウナ
「今日はショットが良くて、アプローチを打ったのが、ほとんどありませんでした。これまでもショットは良かったんですが、パターが合いませんでした。今週はパターストロークを、手首を使わないように変えました。慣れていないので、難しいですが、結果が出たので良かったです。（明日は）今日のことは考えずに、ゼロから始めるようなイメージで明日も頑張りたいです」。

3位タイ　馬場ゆかり
「ラフに行くと洋芝なんで、飛距離、ランの計算が難しいんですが、今日はそれをふまえて出来たんじゃないかと思います。（メンタル的にも？）気持ちもずっと良いゴルフが出来ています。体の調子も良く動いてくれるので結果的に繋がっています。先週は最終日ちょっと崩れて、悔しい思いをしました。今までの自分だったら前半崩れたらそのままいっちゃうことも多かったんですが、今は何とか耐えたりしていますので…」。