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2019.4.12

菊地絵理香、磨き抜いたショートゲームに注目

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

スタジオアリス女子オープン 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)第1日

 どんな時でも、淡々と語るスタイルは変わらない。この日の菊地絵理香は笑いながら、丁寧な対応を。「パッティングが良かったです。良いパーセーブがあった。苦手な距離でも結構、読みとタッチがあってできたと思います」という。気が付けば、中堅と呼ばれる選手となった。「今、すごく若い世代が頑張っている。そんな活躍を見ながら、私はどこを磨けばいいと考える。まぁ、ショートゲームかなぁ。磨けば勝てる」と自身を鼓舞し続ける。

 というわけで、ショートゲームに定評があることは選手間で伝わった。前週、穴井詩からアドバイスを求められた。企業秘密ではなく、質問を受けると惜しみなく伝える。「たいしたことをいったわけではない。単純なことです。ボールのイメージと違うような構えをしていたから…。でも、人に教えることで自分自身が忘れていたことを思い出すこともありますよ」。なるほどである。ちなみに、良い行いをすれば、自分へかえってくるといわれるが、「そうなると、うれしい」と目が輝く。

 2016年大会の優勝者。ただし、「あまりコースが得意というわけではない」と控えめに話したが、そろそろの予感が漂わせている。

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