1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日

2010.9.12

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 最終日

今年の女子プロゴルファー日本一は藤田幸希!

 LPGAツアー公式戦『第43回日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)の最終日が奈良県吉野郡のグランデージゴルフ倶楽部(6,601Yards、Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:31.1℃、風速:2m。強い日が差すなか行われた最終日。優勝争いは最終組の3人に絞られたが、首位スタートの藤田幸希が3バーディーノーボギーのラウンドで他を寄せ付けず、通算13アンダーで自身初のメジャータイトルを手にした。4打差の2位にはニッキー・キャンベル(豪州)。さらに2打差の3位タイには、アンソンジュ(韓国)とヤング・キム(韓国)が入った。

 「“嬉しい”という言葉に全部が凝縮されていて、凄く嬉しいです。最後のパターを打つ前に泣きそうになりましたけど、入った瞬間はもうダメでした」と優勝が決まった瞬間、ガッツポーズと共に大粒の涙を流した藤田。スタート前は「コースに来た時には腹はくくっていましたし、練習するときも落ち着いていて、スタートする前には楽しくなっていました」とリラックスしていたが、その冷静さがそのままプレーにも表れていた。「2年間勝てなくて、このまま勝てないと思ったりもしましたし、でも勝ちたかった。勝てる勝てないは関係なく、最終日最終組でトーナメントリーダーで回れることに感謝の気持ちでいっぱいでした」。

 今年の春先に、家族ぐるみで付き合いのあった熱心なファンが癌で他界。自宅にお参りに行った際に「絶対に優勝して報告します」と誓った。「ウイニングボールはその関係者の方にお預けしました。一人で戦っている訳ではないし、応援してくださる皆さんのおかげで今日出来ました」と固く誓った約束を、選手権の大舞台で見事に果たした。

 自身も度重なる怪我を克服しての優勝に感慨もひとしお。「怪我をして色んな事を勉強して、精神的に強くなったと思います。今後も2年分の思いをぶつけて優勝して行きたい」と今後のさらなる飛躍を誓った。

2位 ニッキー・キャンベル
「疲れました。プレッシャーはかけられたと思いますけど、藤田さんは安定したゴルフでしたね。5打差を追いつくには大変な差でした。自分のやりたいことは出来たので、藤田さんが凄いなって思います。メジャートーナメントで、自分のベストフィニッシュだったのでハッピーです」。

3位タイ アンソンジュ
「フェアウェイに行かないこともあったけど、アイアンショットのキレの良さが続いて、良いスコアに繋げることが出来ました。10位以内に入れば良いと思っていたので、3位タイに入った事は嬉しいです」。

3位タイ ヤング・キム
「最後は絶対に入れたかった1mのバーディーパットを外して悔しいです。けど、同じ事務所のアン ソンジュと一緒に仲良く3位になれたので良かったです」。

5位タイ 馬場ゆかり
「幸希が朝から良いプレーをしていたので、私は前を向いて、しっかりバーディーを獲っていこうと思っていましたけど、後半は体がしんどくなってきてしまいまして…。もっと良いプレー、もっとプレッシャーをかけたかったですけど、今週は幸希の合っているコースだなと思いました」。

5位タイ 若林舞衣子
「ダボとかがあって、勿体ないゴルフでしたね。でもダボやボギーのあとにバーディーが取れたので、良かったです。(4日間通して)もうちょっと良いプレーが出来たかなって思います」。

7位 横峯さくら
「1番のパットが入れば、流れが変わったかも知れないですね。最終的にはパットだなと思うので、パットイズマネーですね。(次に向けては)今さまよっている感じなので、気持ちを切り替えて来週から頑張りたいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索