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2010.10.17

富士通レディース 最終日

アンソンジュ、2位に7打差を付け完全優勝

 2010年度LPGAツアー第28戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ(6,631Yards,Par72)で行なわれた。

 天候:曇り、気温:22.3℃、風速:3.3m。秋らしい穏やかな気候となった最終日。首位からスタートしたアンソンジュ(韓国)がこの日もスコアを2つ伸ばしてトータル19アンダーとし、3日間首位を守る完全優勝で今季4勝目を挙げた。12アンダーの2位には申ジエ(シンジエ・韓国)、11アンダーの3位タイには馬場ゆかり、有村智恵の2名が入った。

 3日間トータル24アンダーのツアー記録には手が届かなかったが、7打差のリードを危なげなく守りきって2週連続優勝を果たしたアン。同胞の韓国人選手たちからウォーターシャワーの祝福を受け、韓国ツアーの同期で親友の申ジエとは笑顔で抱きあった。前日までに7打差を付けて臨んだ最終ラウンドは「大差が付いたことで、それを守ろうという意識がかえってプレッシャーになった」と振り返るとおり、6ホール目まではバーディーが決まらず我慢のゴルフが続いた。それでも7番でこの日最初のバーディーを取るとプレッシャーから解放され、9番からは3連続バーディーを奪った。終盤に2つのボギーを喫し大台でのフィニッシュこそならなかったが、磐石のゴルフで3日間を締めくくった。

 過去に韓国人選手が賞金女王に迫ったときには、母国から大きな期待とプレッシャーがかかったというが、「私の周りの人たちはできるだけ意識しないように気を使ってくれています」と、周囲のサポートに恵まれていることも活躍の要因のようだ。「プロとして最高の目標」だと語る賞金ランキング1位の座に向けて、アンの強さに死角は見当たらない。

2位 申ジエ
「今日は出入りの激しいプレーでしたけど、最後の3連続バーディーは満足しています。気持ちよくプレーできました。来週から、米ツアーでマレーシア、韓国、また日本(ミズノクラシック)とアジアの3ヶ国での試合に出場するので、多くのファンの皆さんを沸かせるプレーをしたいです。優勝とかにはこだわっていませんが、後悔をしないプレーをすることが一番の目標です」。

3位タイ 馬場ゆかり
「トータルでいいゴルフはできたと思うんですが、前半にもう2つ3つ決められたバーディーパットがあったので、それが悔しいです。トップに追いつくどころか近づくこともできなかったですが、自分なりにスコアをしっかり伸ばせたので、いいプレーだったと思います。アンちゃんが勝ったので、賞金女王も決定づけてしまったような…。でもまだメジャーが1つ残っていますし、そこで勝つために照準を合わせて調整していきます」。

3位タイ 有村智恵
「今週を振り返ると、初日はすごくショットが良くて調子が戻ってきたと思ったんですが、2日目、3日目となかなか続かなかったです。今日が一番チャンスがなかったです。最近ゴルフの内容がよくないので、たくさんやらなければいけないことがあると痛感しています。今はしっかり練習して結果を出すまで頑張るしかないと思っています」。

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