2011.3.5
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 2日目
藤田幸希が首位キープ プロ4年目の穴井が2位に急浮上
LPGAツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)の2日目が、沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部(6,439yard/par72)で行われた。
天候:曇り、気温:16.6℃、風速:3m。前日の強風とは異なり、風もなく穏やかな天候となった2日目。各選手が次々とスコアを伸ばすなか、首位スタートの藤田幸希が4バーディー・1ボギーの69をマークし、通算8アンダーで首位を守った。1打差の2位タイには、最終ホールでイーグルを奪った穴井詩(らら)とニッキー・キャンベル(豪州)が続く。
「今日は風に助けられることは無かったけど、体調が悪いなか良いプレーが出来て良かったです」とラウンドを振り返った藤田。この日は体が思うように動かなかったが、前日のパッティングの好調をこの日も維持し、4つのバーディーを奪った。最終ホールではセカンドショットを左に曲げてピンチを迎えたが、パーで乗り切り単独首位で2日目を終えた。
「スコアが伸びたら伸びたでいいし、周りのスコアは気にならなかったです」。昨年公式戦を制して以来は、毎週そんなプレーが出来ているという。開幕戦で単独首位の好位置にも「自分を第三者の目で見ているように、冷静にプレー出来ています」とプレッシャーは無い様子で、精神面での成長を窺わせる。「明日も何も変わりなくいつもどおりプレーしたいと思います。開幕からチャンスなので、逃したくないようにはしたいですけど、良くてもダメでも結果として受け止めたいです」。この冷静さを維持することが出来れば、明日の優勝争いも乗り切ることが出来そうだ。
そしてこの日2位に浮上したのが、プロ4年目の穴井詩。“詩(らら)”という名前は、父が「音楽が好きになるように」という願いを込めて付けたという。中学から本格的にゴルフを始めてプロとなったが、ツアーの出場はこれまで9戦で、予選通過は僅か2回。昨日は自分で奪ったバーディーを「事故のようなバーディー」と称したが、この日は偶然ではなかった。「朝からだいぶ緊張してストレッチや素振りを多めにしました。でも前半が終わるまで危うかったです」とハーフシャンクが出てしまうなど、しばらくは緊張が全く抜けなかったが、終盤で一変。14番、17番でバーディーを奪うと、圧巻は18番パー5。飛距離を武器に2オンに成功すると、4mのイーグルパットを沈めて、この日67。首位と1打差の絶好の位置につけた。「コーチがキャディだったので、私の力ではないです」と謙遜する穴井だが、「自分のやれることをどれだけやれるか」と積極的なゴルフが武器だけに、一気に優勝を勝ち取る可能性も十分にありそうだ。
ニッキー・キャンベル
「今日はとてもいいプレーができて、とてもハッピー。今日は暖かかったので、プレーしやすかったです。私にとって、この試合で今季4試合目で、オーストラリアの試合で日本の開幕に向けて準備してきました。昨年は2位が4回ありましたが、勝てなかったので今年は勝ちたいです」。
上田桃子 (4位:-6)
「今日は風がなかったので打ちやすかったです。後半ずっとチャンスだったのに、なかなかバーディーがとれなかったんですが、そこを我慢でき流れを切らすことなく、大人のゴルフができるようになりました。最後にバーディーがとれたのはよかったです。今日は入ってくれなかったので、明日は入ってくれるかな」。
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