2019.5.18
64で75人抜き 鈴木愛 ゲキ変!
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ほけんの窓口レディース 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)第2日
選手もギアも顔が命。笑顔は見る人へ幸せを運んでくる。大会3連覇を狙う、鈴木愛が8バーディー、ノーボギーの64をマークした。第1日、84位タイと大きく出遅れただけに、この変わり身は驚異といっていい。やはり、コースとの相性は抜群。トーナメントコースレコードまで、マークしたのだからそれはもう笑いが止まらない。雨にもかかわらず、熱心に観戦した多くのギャラリーも大満足の表情だ。
大変身のきっかけは、パターの変更。第1日、なぜか、満を持して投入したはずのエースとフィーリングが合わない。そこで、この日はLPGAツアー初優勝した2014年日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯と同タイプの、マレット型へスイッチ。「初優勝の時と、シリーズは違うけど、同じ顔。実をいうと、私はマレット型って、あまり好みではありません。でも、打感が硬すぎず、柔らかすぎず、ボールを弾きすぎず、弾かなさすぎずで、フィーリングがピッタリ合った。すごく好きです」と絶賛の嵐。名手は、やはり用具選びの名人でもあった。
とにかく、ツボにはまったときのパワーはケタ違い。2週前のパナソニックオープンレディースゴルフトーナメント第1日の、コースレコードで実証済みだ。とはいえ、パッティングの好調を呼び込んだのは、急上昇したショットの精度も忘れてはいけない。「ほとんど、5メートル以内のバーディーチャンス。だから、あと、1、2個、バーディーがとれたかもしれない。64以下のスコアを出したことがなかったから、残念。惜しかったのは1番の2.5メートル、7番の2メートル、8番の8メートルでした」。それにしても、きょうの愛さん、良く笑い、良くしゃべる。
「ちょっとだけ、自信が戻ってきた。最終日は、もっともっと自信をつけ、全米女子オープンへ行きたい」。なるほど、キャディーバッグへ収まったパターもほほ笑んでいるように見えた。前週の渋野日向子同様、笑うゴルファーには福が来る。
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