1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. フジサンケイレディスクラシック 1日目

2011.4.22

フジサンケイレディスクラシック 1日目

アンソンジュが首位発進 プロ4年目の西山らが1打差で追う

 LPGAツアー『フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の1日目が静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース富士コース(6,464y par72)で開催された。

 天候:曇り、気温:17.1℃、風速:3m。穏やかな天候のなかスタートした初日。この日好スタートを切ったのは、2010年賞金女王のアンソンジュ(韓国)。5バーディー・1ボギーの68をマークし、単独トップに立った。1打差の2位タイには全美貞(ジョンミジョン・韓国)とプロ4年目の西山ゆかりが続いた。

 初出場となる川奈の舞台で練習ラウンドが僅か1回と、不安を抱えながらスタートを切ったアン。実際「高麗グリーンはベントと違って強めに打つと滑ってしまい、弱いと全然違う方向にいってしまうので、慣れるのが難しかったです」と序盤は苦戦を強いられたが、「後半になるにつれショットがだんだん良くなってきました」とすぐにコースに適応し、順調にスコアを伸ばした。難関のインコースもノーボギーでまとめ、結果的に「大満足しています」と最高のラウンドとなった。「首位発進というのは久しぶりだと思いますが、明日は天候が悪いようなので、自分のゴルフが出来ればいいなと思っています。自信を持ってプレーしたいです」と難コースでの好発進に自信を深めた様子のアン。2010年の賞金女王が2日目から主導権を握る。

 そしてこの日、アンソンジュのホールアウトから90分経ち日も暮れかけた頃、3アンダーの2位タイにつけたのが、プロ4年目の西山ゆかりだった。西山は高校卒業後に本格的にプロを目指し、2008年にプロテストに合格するも、その後は試合の出場機会に恵まれず、これまでのツアー参戦はわずか5戦で予選通過は1回のみ。去年のファイナルQTで上位に入り、今季のツアー出場権を獲得した苦労人だ。その今季初戦では「緊張してしまって」と初日に83の大叩きを喫したが、2日目は72。結果的には予選落ちとなったが、「2日目はショットが良かったので、逃げずにコースマネージメントをしました」と確かな手ごたえを掴んだ。「去年試合に出られなかったですけど、1年アメリカで修行して、自分の中でスイングがだいぶ変わりました」と、世界ゴルフ殿堂入りのアニカ・ソレンスタムが主宰するフロリダのゴルフスクールで腕を磨いた西山。この日は最終ホールでのチップインパーを含め、2回のチップインを記録するなど、得意のパター以外でも成長を見せた。2日目はアンソンジュ、全美貞との初の“最終組”となるが、「楽しんで、一生懸命頑張ります。性格的に、あまり深く考えない方なので」と気負わずに上位進出を目指す。


全美貞 (2位タイ:-3)
「今日はそれほど悪いミスは無かったです。このコースは結構好きなタイプです。(明日以降伸ばすには?)クラブ選択が大事だと思います。思ったとおりに打てればいいのですが、風のこととかを考えてしまう時があるので…。(明日は悪天候が予想されるが)条件はみんな一緒なので、自分ができることをやればいいと思います。(雨は得意?)イメージは悪く無いです」。

諸見里しのぶ (4位タイ:-2)
「前半はいい流れでいけたけど、後半は風が吹いてきて、横風が多くて難しいと感じました。横風で構えづらくなったのはあったので、そういう時はグリーンのセンターに乗ればいいかなと思ってやってました。明日も難しく感じたらセンターを狙っていきます。今年の目標として、愚痴を言わずに目の前の状況を受け入れて対処するようにしているので」。

下川めぐみ (4位タイ:-2)
「スタートでダボってしまいましたけどあまり焦りはなくて、ちょっとずつパーを狙いながらバーディーが取れればいいなと思ってました。昨年は試合に出られなかった間に体力づくりと、アプローチを重点的に練習して、グリーンを外してもパーが取れる技術を練習していました。明日はちゃんとパープレーを目指して頑張ります」。

金田久美子 (4位タイ:-2)
「8番で5メートルぐらいのパーパットがガツンと入ったけど、それ以外は(パットが)入らなかったですね。このコースでアンダーで回れたのは良かったです。初日アンダーは今年初めてだと思うんですけど、今日はそれを目標にやっていたので良かったです。(今季は)2、3日目は伸ばせてるので、それを見たら良いんじゃないかと思います。優勝争いもしたいです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索