河本結　きょうもクールに67

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

リゾートトラスト レディス　グランディ浜名湖ゴルフクラブ（静岡県）第1日

　河本結は今大会もクールに攻めた。1イーグル、4バーディー、1ボギーの67をマーク。2位タイと絶好のスタートを切った。ハイライトはパー5の16番。残り26ヤードの第3打をチップインイーグル。カップへボールが消えた瞬間、グリーンを取り囲んだギャラリーの大声援に手を振って、笑顔で応えた。「52度のウェッジで転がしました。ラインは上って、下って、フック、スライスです。打つ前に、ピンへ寄るイメージがしっかりとできていましたね」と言葉が弾む。

　クラブ選択を含む、ゲームのマネジメントはセオリー通りではない。独自の創造性があふれている。「落ち着いて、冷静に状況判断ができた。アプローチは、必ず打つ前にピンへ寄るイメージをつくってから、状況に応じて、ベストなクラブを選択する。また、昔から転がしが得意。9番は当然のこと、状況によっては8番まで使う。色々な打ち方ができなければ、58度を1本では勝負ができません。転がしはミスが少ない。カップインする確率も大きいでしょう」と、親切な解説つきだ。

　一方、LPGAツアー通算2勝目のイメージも完成した。「1日、4アンダーずつの設定です。きょうは5-6アンダーを目指したけど、7アンダーまで行けば最高でしたね。でも、最低ラインはクリアできた。あと2日間、自分のゴルフをするだけでしょう。これから、勝つための準備をします」と力を込めた。もちろん、「ガンガン攻めます」の決め言葉を添えて－。