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2011.8.7

meiji カップ 最終日

フォンシャンシャンが3日連続の60台でプロ初優勝

 2011年度LPGAツアー『meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の最終日が北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,473Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:29.5℃、風速:1.1m。好天に恵まれ絶好のコンディションとなった最終日、最終組の3名によって繰り広げられた熾烈な優勝争いを制したのは、中国のフォンシャンシャン。この日もスコアを5つ伸ばして通算14アンダーとし、前日首位の古閑美保、ジャンウンビ(韓国)を抑えてプロ初優勝を飾った。同じく最終組スタートの古閑とジャンは、共に16、17番で連続ボギーを喫し2打差の2位タイに終わった。この日のベストスコアとなる64をマークした有村智恵は単独4位に入った。

 優勝したフォンは10歳でゴルフを始め、アマチュア時代には中国国内のタイトルを総ナメにし、07年には中国人として初の米ツアーライセンス保持者となった実力者。この日は出だしの2番でボギーを喫したものの、7番からの3連続バーディーで先行する古閑、ジャンに食らいつくと、後半も流れに乗って3つスコアを伸ばし、粘り強いゴルフで最終組の競り合いを制し勝利をもぎ取った。今大会の初日に22歳の誕生日を迎え、バースデーウィークをプロ初勝利で飾ったフォンは、「とても嬉しいです。これからももっともっと優勝していきたいと思っています」と喜びを爆発させた。
日本ツアーへの参戦は今季開幕戦『ダイキンオーキッドレディス』以来、今回で2試合目となるが、「私はロングヒットとアイアンが強みなので、バーディーチャンスをより取れる部分で日本のコースが合っていると思う」と勝因を分析。今季の目標に掲げていた「日米両ツアーでの初優勝」の一つを達成し、今後も両国を股にかけての活躍が期待される。


古閑美保 (2位タイ:-12)
「(同組の)二人とも上手いですね。私のほうが力尽きました。(プレー中は)ずっと、いかにバーディーを取るかということを考えていました。16、17番のボギーは、優勝争いしてるときには一番やっちゃいけないことをしてしまいました。自分の技術不足です。相手がどうこうというより、負けたなって感じですね。でもこういう展開の試合ができて、やっと戻ってこれたかなと。戦えない体が一番よくないので、トレーニングやケアにもっと時間を費やして、3日間最後まで戦える体にしないといけない。それをしっかりやっていればまたチャンスも来るはずだし、自分のやってきたことが間違ってないと思えます。優勝できなかったけれど、初日に大きく飛び出して最終日まで崩れなかったことはよかったです」。

ジャンウンビ (2位タイ:-12)
「結果として優勝できなかったけど、優勝したくらい嬉しい気持ちでいっぱいです。ここまでこれたこと、この成績を残せたことは私がゴルフをしてきた中で一歩前進した一日になったと思います。選手として悔しくないと言ったらウソになるけど、今日のプレーにはとても満足しています。今週は私を成長させてくれた一週間。楽しかったです。もっともっと頑張って、たくさんの人にファンになってもらえるよう、自分のゴルフを磨いていきたいです」。

有村智恵 (4位:-11)
「今日は優勝スコアを考えたら12アンダーまでは行きたいと思っていました。自分自身はいいプレーができたけど、最後の2ホールで上がちらほら見えてきたら、思うようなストロークができなくなってしまいました。まだまだだなと思いますね。昨日、上半身の動きを考えすぎてしまったので、今日は下半身の方にテーマを置いて試していました。完璧ではないけど徐々にはよくなっていると思います」。

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