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2011.8.28

ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日

笠りつ子が混戦を制し、ツアー初優勝

 2011年度LPGAツアー『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の最終日が、北海道苫小牧市の桂ゴルフ倶楽部(6,490Yards/Par72)で行われた。

  天候:晴れ、気温:22.9℃、風速:2.5m。首位と2打差までに19人がひしめく大混戦となった最終日。優勝争いは最終組の笠りつ子と表純子に絞られ、最終ホールでバーディーを決めた笠がツアー初優勝を飾った。1打差の2位に表純子。さらに1打差の3位タイには、有村智恵、全美貞(ジョンミジョン、韓国)、金ナリ(キムナリ、韓国)の3選手が入った。

 ツアー史上稀に見る混戦となった最終日。序盤は表がリードを広げ、一時は2位に2打の差をつけたが、「14番からが勝負だと思っていました」という同組の笠が13番でバーディーを奪うなどで徐々に差を詰めると、17番では表が3パットのボギーとし、ついに首位に並んだ。最後までもつれ込んだ優勝争いは、最終18番のセカンドショットを迎える。先に表がピン手前8mのバーディーチャンスにつけて笠にプレッシャーをかける。迎えた笠のセカンドショットはピンまで残り137ヤード。「ピンが2段グリーンの上なので、ピンまで届くクラブを持ちました。キャディーの父からは“思い切っていけ!”と言われたので、悔いのないようにしっかり狙って行きました」という攻めのセカンドショットは、ピン奥4mのチャンスについた。最後は「プレーオフになるのは嫌だったし、一発で決めたかった」と見事バーディーを決めて感極まる場面も。「最後は父が背中を押してくれました。優勝して本当に気持ちいいです。今は実感はわかないけど、やっと1番になれました」と喜びを爆発させた。

 「今日は自分を信じた結果が良かったです。集中もしていたし、落ち着いていた。17番でチャンスを外した時も“ま、いっか”と思えました」と優勝争いの心境を振り返った笠。成長した部分はあるかという質問に対しては「成長したかなぁ?次に勝てたら成長したと思えるけど、まだわかりません。まだまだ下手です」と謙遜する場面もあったが、終盤での勝負強さはこれまで最終組を何度も経験して得た成長が伺えた。「帰ったらまず肉を食べまくります。スイーツも食べたいです。うちの家はいっぱい食べて、何事も“よかよか”と上手くいかない時も大丈夫だと言ってくれる家族。父とも仲が良いんです」とツアーきっての元気印に訪れた待望の初勝利。「今後は最終戦に出るという目標もクリアしたし、また優勝争い出来る位置に居られるように練習しなきゃいけないですね」と新たな目標を掲げ、さらなる飛躍を誓った。

表純子(2位:-6)
「あれだけ(パッティングが)入らないと無理ですね。打ちきれなかったですね。今日は本当ショットが良かったのですが…。(また優勝争いが)できると思いますので頑張ります」。

有村智恵(3位タイ:-5)
「4番で50cmのバーディーパットを外してしまったので、そこで流れを切ってしまいました。上がり4ホールでバーディー1~2個は欲しかったですけど、ピンの位置が難しかったですね。また上に行けると思うし、またこういうチャンスを迎えられるように頑張りたいです」。

全美貞(3位タイ:-5)
「パットが思うように入らなかったです。そこに尽きます。調子自体は3日間ずっと良かったので、来週に向けてパットを修正したいと思います」。

金ナリ(3位タイ:-5)
「15番で短いパーパットを外したのが悔やまれますけど、大好きなコースで良いプレーが出来て良かったし、自分のベストを尽くせたと思います」。

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