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2019.6.29

首位で最終日 申ジエの感謝とリベンジ計画

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)第3日が6月29日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,622ヤード/パー72)で行われた。首位からスタートした申ジエが、この日も好調をキープ。4バーディー、ノーボギーの68をマークし、通算15アンダーにスコアを伸ばした。3打差の通算12アンダーは原英莉花。通算9アンダーの3位タイに菅沼菜々、宮里美香、大城さつきが続く。
(天候:雨 気温:20.4℃ 風速:2.6m/s)

 首位をキープした申ジエ。今大会で優勝を飾れば、文句なしに生涯獲得賞金が9億円を突破する。史上8人目でも、最速の2文字がその前につく。決して無理をしない。同時に、プラス思考で次へ備える。最終18番、第3打がピン奥1.5メートルへつけた。絶好のバーディーチャンスだったが、「ピンの上から、微妙なラインでした。この雨でも、スピードは変わらない。残念だったけど、打ちたいところへ、きちんとストロークすることができたと思います」と振り返り、ほほ笑んでいた。

 それどころか、4バーディー、ノーボギーの内容を、「チャンスでバーディーパットが決まらないこともたくさん。でも、3日間でボギーが1つだけということに、満足しています」と加える。バーディー奪取のスタート。ガッツポーズが飛び出す。「安心して、プレーすることができました」。実は、スタート前の練習では、フィーリングがいまひとつだった。雨の影響でグリップが滑るなど、名手とはいえ不安を抱えての1日。しかし、「雨の日は力が入りやすい。ラフがきついし、一定のリズムを保つことに集中しました」と振り返る。

 昨年の今大会も最終日、最終組で迎えた。首位の成田とは3打差でスタートしたものの、73と闘志がカラ回り。同じ轍は踏まない。今年は、2位の原へ3打差をつけ、最終日を迎える。「安心できる差ではない。だから、緊張感がある。ちょうどいい」と話した。また、優勝へのポイントを、「きょうのピンポジションは、去年の最終日と同じところが多いと感じた。ピンポジションはわからないけど、あすは、リベンジを」と静かに語る。「もし優勝して、賞金をいただけたら、いろいろなところへ寄付ができればと思います」。締めのひとことにグッときた。

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