2019.7.5
稲見萌寧 気合と根性で5位
<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>
資生堂 アネッサ レディスオープン 戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)第2日
やみくもに取り組んでいるわけではない。試合以外は1日、10時間の練習を自身に課す稲見萌寧が、この日も好調だ。4バーディー、2ボギーの内容。通算7アンダーとスコアを伸ばした。
目指しているのは、試合に直結する練習。とはいえ、その成果を100%出し切るのは難しい。どのぐらいの達成率か、といえば、「ショットが75%。パッティングは55%です」と結構、細かい。というわけで、評価の低いパッティングについて分析してもらった。「3-5メートルのパッティングが決まらない。また、2つのボギーは、3パット。難しいラインだったから、仕方がないとは思っても、3パットは、やはり悔しいです」という。
第1日、ホールアウトしたのは、午後7時を過ぎていた。周囲は真っ暗だったものの、練習グリーンへ直行。入念にチェックしたのは、パッティングのリズムだった。プレー中、一定に行えたか、さらに思ったテンポか。コーチと一緒に確認をした。ただし、「2メートルのちょっと難しいラインを決めることができた。だから、プラスマイナスゼロにしましょう」とプラス思考で一笑に付している。
そして、2日連続で同じ誓いを-。「1試合、1試合、限られたものだと思って、自分にプレッシャーをかける。気合と根性で頑張っています」と、昭和のスポ根張りの言葉で締めくくる。きりっと上げたまつげが、気迫を物語っていた。 (メディア管理部・中山 亜子)
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