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2011.9.24

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 2日目

不動裕理が単独首位で最終日へ

 2011年度LPGAツアー『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の2日目が、宮城県の利府ゴルフ倶楽部(6,550Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:21.6℃、風速:4.1m。午後になると強い風が吹き始めた2日目。前日を上回る7,000人以上のギャラリーが詰めかけるなか、首位タイからスタートした不動裕理は、この日6バーディー・3ボギーの69をマーク。通算7アンダーとし、単独トップに立った。1打差の2位タイには大山志保と恒川智会。さらに1打差には宮里美香が続いている。

 前半は4バーディー・ノーボギーの32と上々の滑り出しを切った不動。しかし後半に入り、風が吹き始めると「風があるからショットがバラつくし、その分パッティングでカバーしなければいけなかったのですが、カバー出来なかったです」とパッティングで苦しみ、スコアを伸ばすことは出来なかった。それでも69をマークし、単独首位で2日目を終えたが、「69というスコア悪くは無いんですけど、やっぱりボギーが痛かった。特に18番は」と3パットのボギーに終わった18番グリーン上でのプレーに反省しきり。「せっかく楽しみきてもらっているんですから。あまりため息をつかせないようなプレーをしたいと思っていました。でも最後は大きなため息で終わらせてしまいました」とギャラリーを悲しませてしまったことが、数字以上に悔しさを増大させたようだ。「今回は結果は関係ないと思っています。スコアが良い悪いとかは問題ではなくて、まずここに来て、ここでプレーをするということが一番大切なことで、一生懸命やる姿を見てもらうことが目的です」と結果よりも会場に訪れている宮城県のギャラリーの期待に応えることが第一と考える不動。その先に見えてくるのは優勝の2文字だ。

 そして今年、選手のまとめ役であるミーティング委員長を務める大山志保は、連日の69をマーク。首位の不動と1打差の好位置につけた。「私はまずこの大会が開催されたことにすごく感謝しているし、応援してくださる方の前でプレーができるので、1打1打一所懸命プレーして、どんな状況に置かれても前を向いて進みたいと思っています」とこの日は気迫が込もったプレーをみせた。先週は最終日単独首位で迎えながらも終盤に崩れて復活優勝はならなかったが、「やっぱりパット。ショートパットを決められれば伸ばせると思います」と原因ははっきりとしている。「上に不動さんがいるので200%の力を出さないと不動さんの上には行けないと思うので、自分の力を全部出し切るつもりで行きたいです。みんなで良いプレーをして、みんなで伸ばしていけたら」と復活をかけた最終日に、全力のプレーを誓った。

 この日不動と最終組でラウンドした恒川も、前半だけで5バーディーを奪うなど大健闘を見せた。「今日はひさしぶりの最終組でずっと緊張していました。3箇所ほどパットが弱かったところはありましたけど、今日は97点くらい」と大ギャラリーが見守る中で、自らも認める最高のプレーができた。この日もショットがピンに絡むことは少なかったが、「20ヤードくらいのパットが入ったり、バーディーは長い距離ばかりでした」と前日に引き続きミドルパットやロングパットが次々と決まった。「地元開催の来週の女子オープンにでるためにも優勝するしか無いです。もう長いことプロをやっているので、そろそろ華を咲かせてもいい頃だと思います」と運命の最終日を迎える。

宮里美香 (4位:-5)
「今日は1つでも伸ばせたのが明日に繋がると思います。今日は本当に耐えました。明日は前半から勢いよくバーディーをとっていきたいです。バーディーをとって、いかに自分のリズムを作るかが大事ですね。明日はどんな風になるかわからないけど、自分のゴルフに集中してもっとアグレッシブなゴルフをして楽しく回りたいです。明日は追いかける立場なので、思いっきり攻めていきたいです」。

宮里藍 (31位タイ:+1)
「ベストなラウンドではありませんでしたが、悪くもなかったです。セカンドでチャンスが来たときにバーディーが決まればいいのですが…。昨日よりもパッティングのフィーリングも良いし、近づいてきている気はします。後輩といろいろな話をして楽しかったです。明日一緒に回れたら良いなと思っていました。明日は思いきって、迷いなく回れればスコアもついてくると思います」。


 また、大会2日目のこの日、気仙沼地区の子どもや仙台市の小学生を会場に招き、出場選手との交流会が行われた。交流会では初心者でも楽しめるスナッグゴルフを利用し、選手が子どもにショットの指導を行ったり、子供たちと選手がチームを組んでミニゲームを行うなど、様々な交流が行われた。

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