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2011.9.25

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 最終日

フォンシャンシャンが逆転で今季2勝目を挙げる 

 2011年度LPGAツアー『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、宮城県の利府ゴルフ倶楽部(6,550Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:20.2℃、風速:4.3m。涼しい秋晴れのなか行われた最終日。優勝争いは首位と3打差でスタートした中国のフォンシャンシャンが終盤の2ホールで連続バーディーを奪い、首位を逆転。通算8アンダーで今季2勝目を挙げた。1打差の2位に不動裕理。さらに2打差の3位には大山志保が入った。

 首位からスタートした不動裕理が一時はリードを3打広げる場面もあったが、後半に入ると、フォンがジリジリとその差を詰める。12番でバーディーを奪い1打差とすると、圧巻は17番パー4。ティーショットをラフに入れ、セカンドショットもグリーン奥のカラーにこぼしてしまうピンチを迎えるが、そこからの約12~3mのパットを見事に沈め、ついに不動を逆転。そのまま勢いに乗ったフォンは最終18番パー5でもバーディーを奪い、一気に優勝をたぐり寄せた。

 「17番まではスコアボードを見ないように意識しました。不動選手は米ツアーにいた時からいい選手だと知っていたので、最後はイーグルを奪ってくると思っていました」と最後まで気を緩めることはなかったフォン。「今週はドライバーとアイアンの調子がいつもよりも良くなかったですけど、その分アプローチとパターが良かったので、良いスコアに繋がりました」と勝因を分析した。これで今季の獲得賞金ランキングも7位に浮上。当面の目標である「賞金ランキング10位以内」とさらなる目標である「世界ランキング1位」を目指し、ツアー終盤戦に臨む。

不動裕理 (2位:-7)
「(18番の)3打目で皆さんがわいてくれたのは嬉しいです(残り50ヤード)。今日は悪いなりに頑張って出来たと思います。思い切りが足りなかったと思いますが、最後は良くなってきました。精一杯やれたと思います。また来週頑張ります」。

大山志保 (3位:-5)
「前半良かったけど、後半は惜しいのが多くまずまずでした。先週から同じようなミスばっかり。16番で3パットした時は泣きそうでした。最後までバーディーをとるつもりで、諦めずに頑張れたので良かったです。今週はドライバーもアイアンも調子が良い。あとはアプローチだけ。先週よりも優勝に近づいたと思います」。

恒川智会 (4位タイ:-4)
「ゴルフって本当に難しいですね。入れたいとか思いすぎるからダメなのかな。最後まで何があるかわからないので、必死にやりました。昨日よりは気持ちは落ち着いてやれましたが、体が落ち着きませんでした。13番のバーディーからやっとドライバーが良くなってバーディーチャンスにつけるゴルフになりましたが、それまでは悲惨でした。でも、良い経験になったので良かったです」。

宮里美香 (6位タイ:-3)
「前半4つ落としたのは調子が悪かったですね。ティーショットがぶれて、右にばかり行っていました。後半は一生懸命やろうって気持ちで臨んで思い切ってやりました。たくさんの方が今週来てくれて嬉しかったです。最終日の盛り上がりがいつも以上だった雰囲気を感じました。トーナメントを楽しみにしていた沢山のギャラリーの方に良いプレーをみせたかったけど、後半はみせられたかなと思います」。


 今季の3日間大会では最多となる計22,027人のギャラリーが訪れ、大いに盛り上がりをみせた今大会。最終日終了後には優勝したフォンと石巻地区の子供たちが「復興の欅」を18番グリーン奥の丘に植樹。復興を願う選手、地元ファンが一体となった証を、この宮城の地に刻んだ。

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