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2011.10.8

LPGA レジェンズチャンピオンシップ 最終日

高又順が逆転でレジェンズツアー初優勝

 LPGAレジェンズツアー公式戦『第2回 LPGAレジェンズチャンピオンシップ』の最終日が、石川県加賀市の片山津ゴルフ倶楽部・白山コース(6,116yards/par73)で行われた。

 天候:晴れ、気温:21.2℃、風速:3.3m。快晴となり、絶好のコンディションで行われた最終日。首位と1打差の2位からスタートした高又順は、序盤の2番、3番で連続ボギーとするものの、9番のバーディーをきっかけに首位を行く西田を猛追。15番のバーディーでついに首位に立つと、最後は連続バーディーで締め、レジェンズツアー初勝利。2002年のレギュラーツアー優勝以来、9年振りの優勝を飾った。3打差の2位には西田智慧子。さらに3打差の3位には森口祐子が入った。

 「これって夢じゃないですよね!?」優勝の瞬間、何度もこう確認した。2002年以来優勝から遠ざかり、優勝の夢ばかりを見たという高だが、ついにその瞬間が訪れた。「塩谷さんをはじめ、何十勝もしている選手がいて、私なんかと思っていましたけど、昔を思い出してやりました。本当にレギュラーツアーの優勝みたいで嬉しいです。夫もドキドキして待っていると思います。あの人と一緒になって成績がずっと悪かったので、良い報告ができそうです」と9年越しの想いを実らせた。

 この日はボギー先行の苦しいゴルフだった。「前半も調子は良かったのですが、思うようにパターが入らなくて、優勝は無理かと思いました」と半ば諦めかけた場面もあったが、流れを変えたのが9番パー5。「長いのが入って、後半頑張れば何とかなるかなと思った」と5mのバーディーパットを決めて後半に入ると、続く10番パー4では、バンカーからの3打目が見事に入り、バーディー。その後は「3オン1パットばかりで苦しかった」と我慢のゴルフとなったが、ことごとくピンチを切り抜け、後半のバーディーに繋げた。「最後の18番は西田さんがラフだったので、気持ち的にも余裕がありました。セカンドはバーディーを狙っていこうと思いましたし、最後のパットも入って良かったです。9年振りの優勝ですし、価値のある勝利だと思います」と鮮やかな逆転劇を振り返った。

 2002年は公式戦を2勝するなど、飛躍の年となったが、それ以降は怪我などもあり順調とは行かなかった。しかし「私の年ではレギュラーツアーはレベルが高くて予選通過は難しいですしね。でも私はここだけは勝ちたかった」と一念発起。腰痛を抱えながらもトレーニングを重ね、今大会に備えた。「韓国の後輩選手には、日本の文化、ファン、メディアなど、自分の国にはない良いところをたくさん学んで、韓国に伝えて欲しい。私自身、体調はいい方ではないですが、トレーニングを重ねてレギュラーツアーやレジェンズツアーでまだ頑張りたいです」と今後も日本ツアーで戦う韓国人選手の先駆者として、後輩選手の手本となるプレーをみせる。



西田智慧子(通算2アンダー:2位)
「2位でした。今日は高さんがすごかったです。ガッツがありました。わたしもああいう風にしなきゃいけないのかなと思いました。ショットはいい所に打てましたけど、パターが入らなかったです。でも目標としていたベスト3には入れましたし、久しぶりなので良かったと思います。また次回出ることになったら、上を目指していきたいと思います」。

森口祐子(通算1オーバー:3位)
「朝の練習場からショットの感じが良くて、今日は気持ちよく回れそうな気がしました。ピンチもたくさんありましたけど、前半は我慢できました。13番で難しいバンカーからパーを取って、そのあと狙いにいってしまったというか…硬くなってしまいましたね。応援してくださる方もたくさんいらしてくれて、がんばろうと思ったけど、15番から3連続で3パットしてしまいました。課題があるということはまだ伸びしろがあるということだと思います」。

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