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2012.3.17

Tポイントレディス ゴルフトーナメント 2日目

韓国のジャンウンビが単独首位に浮上

 2012年度LPGAツアー第3戦『Tポイントレディス ゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の2日目が、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧カントリークラブ(6,350Yards/Par72)で行われた。

 天候:曇り時々雨、気温:18.4℃、風速:2m。前日より気温が上昇し、雨が降ったり止んだりと不安定な天気で行われた2日目。前日首位の3人のスコアが伸び悩むなか、この日一気にスコアを伸ばしたのは韓国出身のジャンウンビ。6バーディー・ノーボギーの66をマークし、前日の26位タイから単独首位に浮上した。1打差の2位タイには笠りつ子と姜秀衍(カンスーヨン・韓国)が続いている。

 この日首位に立ったジャンは日本ツアー参戦2年目の23歳。中学3年まではテニスの世界大会に国の代表として出場し優勝するほどの腕前だったが、将来を見据えて、中学3年の時にゴルフに転向。その後はゴルフが盛んな韓国ではなく、マレーシアのゴルフスクールで腕を磨き、弱冠17歳でプロゴルファーとなった。プロ転向後は韓国ツアーで3年間活躍し、2011年に日本ツアーに初挑戦。出場試合が限られるなか、17試合の出場で見事賞金ランキング39位に入り、今年度のシード権を獲得した。こうしてメキメキと頭角を表してきたジャンだが、今季は2戦して共に予選落ちと苦しい立ち上がり。それでも「シード入りして新人ですけど、自分のプレーに集中できているし、充実しているなと思います」とあくまで前向き。迎えた今大会の2日目は「コースマネジメントが良かったし、練習通りにできました」と今季初の60台。「ノーボギーで回れたことはすごく満足です」と会心のゴルフで日本ツアー初勝利が見えてきた。「今日は落ち着いて普通にプレーできたので、明日もそういうプレーができたらと思います」。テニスで鍛えた勝負強さを発揮する舞台は整った。

 そして1打差の2位タイに浮上した笠りつ子。この日は3番パー3で70cmにつけてバーディーを奪うと、5番パー4では、強めに入った15ヤードのアプローチがピンを直撃し、そのままチップインバーディーとなる幸運にも恵まれた。その後も順調にスコアを伸ばした笠だったが、15番パー4では50cmのバーディーパットを外す悔しい場面もあった。「50cmを外した時は、打つ時に体が流れてしまって。イライラしましたけど、引きずってはいません。もう同じミスをしなければいいだけですから」と、悔しさを残しながらも1打差2位の好位置に納得の表情。「今年は3勝を目指しています。明日も強い気持ちで」と、まずは今季初勝利を狙う。


姜秀衍 (2位タイ:-5)
「朝の練習のときからショットの調子は良かったですけど、1番(パー5)のイーグルは、セカンドショットをミスして、残り170ヤードを5番アイアンでカップイン。このイーグルでいい方向に流れが行きました。開幕からショットの感覚もよくて自分も気持ちが乗っています。明日はみなさんの前でいいプレーをして、後悔のないラウンドにしたいです」。

大江香織 (4位タイ:-4)
「(首位で迎えた2日目)朝、すごく緊張していたけど、始まると大丈夫でした。今日は粘れたというよりは、もっといけたという感じです。後半にスコアを落としてしまいましたし。ショットの精度というより、ちょっとショートしてしまったりとかミス続きだったので仕方ないですね。最終的にオーバーパーにならなかったので、まだチャンスはあると思います。(初優勝の)チャンスなので、明日は攻めていきたいと思います」。

横峯さくら (10位タイ:-2)
「15番まで苦しい展開だったんですが、16・17番でバーディーが取れたのは明日につながると思います。今日はショットが自分の思ったところに行かなくて、薄かったりして当たってませんでした。でもコースのなかで修正できたのは大きいですね。修正したのは、スタンスが狭くなってボールの下から入ってしまっていたのを気をつけました。トップと4打差は結構あると思うので、最後の最後まであきらめずに頑張りたいと思います」。

比嘉真美子 (23位タイ:イーブンパー)<アマチュア>
「前半苦しいゴルフが続きました。今日はセカンドの距離感が合わなかったですね。(同組の横峯さくら選手と会話は?)雑談ですね。去年、横峯さんとラウンドさせてもらうことが多かったので。会話の内容は忘れちゃいました。明日は思い切ってやりたいです。スコアの目標というよりは、一打一打を大切にして楽しくゴルフをやりたいです。そういうゴルフができていれば、きっとスコアもいいと思いますし」。

斉藤愛璃 (80位タイ:予選落ち)
「昨日はトリプルボギーがあったりして波があったので、今日は自分のゴルフができればと思っていました。今日(1バーディー・2ボギー)はショットが落ち着いていました。(優勝後、結果がでないもどかしさは?)悔しいですけど、この悔しさをバネにもっと練習してがんばります。ダイキンの最終日のダブルボギーじゃないですけど、悪いモノはこの2試合で吐き出したと思うので、また次の試合頑張ります」。

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