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2019.8.2

限界突破の井上りこ ステップ初優勝

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2019年LPGAステップ・アップ・ツアー第12戦『カストロールレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会最終日が8月2日、千葉県市原市・富士市原ゴルフクラブ(6,506ヤード、パー72)で行われ、カストロール契約プロの井上りこが初優勝。通算8アンダーで、ステップ・アップ・ツアー初Vを逆転で飾った。1打差の通算7アンダー、2位は森井あやめ。(天候:晴れ時々曇り 気温:34.5℃ 風速:1.7m/s)

 スポンサーの期待に応えた。これぞ、プロの心意気だ。井上りこは、区切りの10回大会できっちりと結果を残した。18番。優勝が決まると、見守っていたBPカストロール株式会社の小石社長をはじめ、社員などへ感謝を表すガッツポーズを披露した。「最後のパッティングで、これを入れたら優勝やなぁ。えっ? 優勝? 私が…と、何度も自問自答した。17番でボギーを叩いたけど、速報ボードで確認をしたら、まだ、2打差が」と首をひねりながら振り返る。

 第2打をピン左奥の20メートルへオンさせたものの、「乗っただけです」。その胸中は複雑だった。「優勝が現実になりそうだと、ありそうもないピンチが思い浮かんだ。キャディーさんへ、パターで池に入ることがありますか-と確認しました。最後はちょっと、バタバタしてしまったけど、勝てたことが本当にうれしい」と肩から力を抜いて、笑顔が弾ける。

 最終日、最終組のスタート。前日には小石社長から、意外な激励を受けている。「優勝は狙わなくてもいい。契約プロだから、など考えないでほしい。将来のことが大事。きょうのラウンドで成長するか、できないか。それが肝心。結果はついてくるものだからね。ただ、怒らない、焦らない、がっつかない。この3つだけは心にとめてください。すごい言葉です。おかげで、16番までは感情の起伏がなくプレーできた。優勝できたのは、社長のおかげです」と深々と頭を下げた。

 最高気温は、36度。猛暑の決戦にもかかわらず、精神面の充実は目を見張るものがあった。「暑さに加え、耐えることも学んだ。限界を突破できた気がしました。車には、エンジンオイルが必要不可欠。私には小石社長をはじめ、カストロールの皆さん、なくしては優勝なんてあり得なかったと思います。本当に幸せ者ですね」。自称・日本一画数の少ないプロゴルファーである。井上りこの画数は、11。覚えやすい。そして、親しみのある笑顔が特長だ。

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