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2012.4.15

西陣レディスクラシック 最終日

若林舞衣子が3年半ぶりツアー通算2勝目

 2012年度LPGAツアー第6戦『西陣レディスクラシック』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、熊本空港カントリークラブ(6,482yard、Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:20.8℃、風速1.9m。好天に恵まれた大会最終日。この日首位タイからスタートした若林舞衣子はバーディー先行のゴルフで終始トップをキープ。後半に入って追い上げた茂木宏美に一時追いつかれるも、終盤の3ホールで2バーディーを奪って2位以下を突き放し今季初優勝。2008年の『SANKYOレディースオープン』以来、3年半ぶりとなるツアー通算2勝目を挙げた。2打差の2位には茂木宏美、3打差の3位タイには井芹美保子、金田久美子が続いた。復帰初戦の鬼澤信子は1アンダー8位タイと健闘。ベストアマチュアには中学2年生の勝みなみさんが輝いた。

 首位スタートの若林は序盤の3番(パー3)でこの日最初のバーディーを奪うと、後半11番(パー5)でもバーディーを奪い順調にリードを広げる。しかし、13番で1mのパーパットを外してボギーを喫し、猛烈な追い上げを見せた茂木宏美に5アンダーで並ばれる。それでも、16番(パー3)で約3mのバーディーチャンスをものにして再びリードをつくると、最終18番(パー5)でも先にホールアウトした茂木が見守る前で見事なバーディーフィニッシュ。3年半ぶりの優勝にガッツポーズを見せて喜んだ。

 今季はここまでの出場5試合で予選落ちが3回と、「優勝できる雰囲気は全くありませんでした」という若林だったが、今週は3日間すべてアンダーパーで回る安定したゴルフを展開。最終日のプレッシャーが掛かる場面でも「初優勝した時よりも緊張はしませんでした。もっとドキドキするかと思ったけど、意外と冷静に出来ました」と、少ないチャンスを確実にものにして勝利を引き寄せた。長いトンネルを脱して待望のツアー2勝目を挙げた若林。「今回の優勝は、かなり運が味方してくれました。もっともっと腕を磨いて今度は自分の力で優勝したいです」と、今後のさらなる飛躍を誓った。


茂木宏美 (2位:-5)
「今日一日のプレーとしては、納得のいくゴルフでした。反省すべきは2日目ですね。今日は良いゴルフができたと前向きにとらえています。今日は上も伸ばしてくるだろうけど、爆発的なスコアが出ればわからないな、と思っていました。16番でボードを見て自分の位置がわかって、17番では気合が入りましたね。(トップ10フィニッシュは今季3回目)このオフに充実した練習ができたので、このままいけば良い調子で開幕からいけるという準備はできていました」。

井芹美保子 (3位タイ:-4)
「初日、2日目と後半でスコアを伸ばせなかったです。このコースの難しさはわかっているので、スコアを伸ばさないと上にいけないと思っていました。攻めるゴルフができたし、最後までやり切ることができたので、次の試合につながると思います。今日は大事なところでキチッと取れました」。

金田久美子 (3位タイ:-4)
「昨日、一昨日とドライバーが曲がっていたけど、今日はドライバーも真っすぐいって、飛距離も出ていました。最後はパットもいいストロークで打てたなと思ったけど、入らなかったです。勝てるにしろ、勝てないにしろ、やっぱり最終ホールはバーディーを取らないといけない。それが自分の課題です。上がり3ホールはアンダーを取れるように目指していかなきゃ」。

有村智恵 (8位タイ:-1)
「(左手首の調子は?)まだ左手が浮いてしまったり、インパクトで抜けてしまうところがあります。今週は特に思い入れの強い一週間だったので、悔しい思いはもちろんありますが、(復帰後)3試合目でここまで持ってこれたのは自分にとってプラスになったと思います。優勝を狙ってプレーするのとそうでないのとでは、内容や気持ちが全然変わってくるので、これからはとにかく上にいくのみです」。

勝みなみ (25位タイ:+2)<ベストアマチュア>
「3日間すごく楽しかったです。スコア的にはもっとやれたと思うけど、しょうがないです。パットでオーバーしたり、結構残してしまったのでもったいなかったです。でも、あこがれの選手とラウンドできてこの順位は嬉しいです。(プロの試合で学んだことは?)攻め方です。みんなパットを合わせてくるのですごいなあと思います」。

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