フジサンケイレディスクラシック　1日目

飯島茜ら3選手が首位発進

　LPGAツアー第7戦『フジサンケイレディスクラシック 』（賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円）の1日目が、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース（6,407Yards／Par72）で開催された。

　天候：くもり、気温：15.3℃、風速：3.2m。薄曇りの穏やかな天候のなかスタートした初日。各選手がスコアを伸ばすなか、飯島茜、佐伯三貴、穴井詩の3選手が4アンダーで並び、首位に立った。1打差の4位タイには馬場ゆかり、下村真由美、原江里菜の3選手が続いている。

　飯島、佐伯、馬場ら優勝経験者が上位を占めるなか、プロ5年目で初の首位発進となった穴井。今週は前年の優勝キャディーである橋本氏を起用し「練習ラウンドから色々アドバイスを貰って、今日もスタートの時から安心感が違いました」と伸び伸びとプレー出来たことで、本来の飛距離と強気のパットを活かしたゴルフを展開。「今日はパッティングが強めに入っていましたけど、ラインが合っていたので、かえってそれが良かったのかも」と高麗グリーンに必要不可欠な強気のパットも功を奏し、この日出場選手最多の7バーディーを奪った。

　「いつも下から数えてトップなのはありますけど、表街道のトップは珍しいです」と本人も驚く首位発進となったが、心強いキャディーと組んでの好結果に「もちろん優勝を目指していきます」と相当な自信を得た様子。「今日はバーディーを取り過ぎて、“いつもと違うな”と思い出してから、後半はパッティングが弱気になったので、明日はそこを打ち抜けるように」と新たな課題を掲げ、2日目に臨む。

飯島茜 （1位タイ：-4）
「今日はロングで良い所に乗りました。近くまでいっていて、バーディーが取れなかったのは残念でしたけど、他に長いのが入ったので良かったかな。今日はパッティングが良かったです。出だしのチップインでゆとりを持てましたし、ここ最近安定したプレーができているので、気持ち的には余裕をもってプレーができています。（パッティングは）自分の癖を知って、真っ直ぐに向いて、真っ直ぐ打つようにできたのが良かったです。去年は右を向いて引っ張る癖があって真っ直ぐ打てなかったので。最終日頑張れるように、明日も頑張らないとですね」。

佐伯三貴 （1位タイ：-4）
「今日は朝調子が悪くて、今日はダメだなと思いましたが、6番で危うくダブルボギーになりそうなところをボギーパットで入れられたので、今日は頑張ろうと思ったが好スコアに繋がったのかな。朝一はいつも以上に出だしのティーショットで緊張してしまったけど、1WAYでやりやすいし、思い出のあるコースですし、嬉しいことも悲しいことも経験してきたので、どちらにしても自分にプラスになるコースなので、自分のプレーに集中したいと思います」。

下村真由美 （4位タイ：-3）
「（会心のバーディーは）4番ロングの3打目がピンのすぐ真横で、すぐ入りそうな所だったので、自信になりましたね。昨年、一昨年と（予選を）通ってないと思いますので、今日は良かったです。うれしいです。先週あたりからショートパットの時に癖が出るので、気にするようにしていたら、スムーズにストロークできるようになりました。グリーン上ではショットより不安はないですね。（明日以降は）まだちょっとショットに不安があるので、今日中に修正してまた明日、一からスタートできるように気持ちを切替えていきたいと思います」。

馬場ゆかり （4位タイ：-3）
「18番セカンドは手応えのあるショットでしたけど、スピンが入らなくて…。リカバリーできなかったのは悔しいですけど、仕方がないかなと。先週の予選落ちはこたえました。しっかり成績を残したかったのですが…。アイアンの調整がまだうまくいっていませんが、今週戻して、フィーリングは良かったので、ようやく自信を持ってできるかな。今日ようやく自分のショットを取り戻したので、ここはグリーン上でしっかり1つでもバーディーを取れるかだと思います。おそらくパッティング勝負になるんじゃないかと思います」。

原江里菜 （4位タイ：-3）
「（8番以降のチャンスは）何回かありましたけど、着く場所がなくて、後半は下りばかり残っていたので、打ち切れなかったです。ショットは良いです。（高麗グリーンの相性は）悪くはないと思いますが、グリーンのスピードとか覚えているので、ここは速かったとかしっかり打たなきゃいけないとか判断できたと思います。今年1試合1試合意味のある試合をこなせているので、今週に繋がっていると思います。スイングを去年から直していて、今年のオフも取り組んでいたので、スイングの改造の効果が出てきたと思います」。

横峯さくら （7位タイ：-2）
「前半はセカンドショットで長いホールが多いので、耐えてという感じですかね。後半に入って短いホールが続くので、そこでチャンスについて決めることができたので、最後は残念ですけど、初日としては良いスタートだったと思います。良いスタートが切れたので、ここから下がらないようにしたいです」。