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2012.4.21

フジサンケイレディスクラシック 2日目

飯島茜が67をマークし単独首位 2位に大江香織

 LPGAツアー第7戦『フジサンケイレディスクラシック 』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)の2日目が、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,407Yards/Par72)で行われた。

 天候:くもり、気温:14.6℃、風速:3.2m。前日同様、穏やかな天候で行われた2日目。好スコアが続出するなか、初日首位タイからスタートした飯島茜が6バーディー・1ボギーの67をマークし、通算9アンダーで単独首位に立った。2打差の2位にはこの日ベストスコアの65をマークした大江香織がつけた。3打差の3位タイには馬場ゆかり、佐伯三貴、全美貞(ジョンミジョン・韓国)の3名が続いている。

 「昨日もナイスプレーでしたけど、ショットがヒール気味なのが多くてパターでしのいだ感じでしたが、今日はそこを修正してショットも良かったので、内容的には今日の方が良かったです」と、安定感抜群のショットで単独首位に立った飯島。15番(パー4)ではアプローチを寄せきれずこの日初のボギーを喫したが、16番(パー5)ですぐにバーディーを取り返すと、圧巻は17番(パー3)。ティーショットがグリーンを大きくオーバーし、ボールはグリーン奥のバンカーへ。2打目のアプローチは極端な左足下がりのライで、砲台グリーンへ向けて球を高く上げて止めなければいけないという難しい状況だったが、これを6mにつけてパーとし、ピンチを切り抜けた。「流れを考えると、6つのバーディーより17番のパーの方が大きかった」と最終日に繋がるナイスパー。過去この大会では何度も優勝争いをしながらも敗れているが、「過去の敗戦は全て自分のマネジメントミスか、ショットのミスでのもの。今は技術的にも良くなっているし、その辺はもう大丈夫なので、自信を持ってやっていきたいです」と万全の態勢で今季初優勝を狙う。

 そして飯島と2打差の2位に浮上したのが、プロ4年目の大江香織。昨年は賞金ランキング43位に入り、初のシードを獲得して臨んだ今シーズンは、すでに最終組を2度経験するなど活躍を見せている。トップと4打差でスタートしたこの日は「昨日もショットは良かったですけど、今日はショットが良い上に、パットが良かった」と絶好調。「最後は自己ベストを意識していたので、何とかパーで乗りきれて嬉しいです」と自身のベストスコアを2打更新する会心のゴルフで初優勝に向けて絶好の位置につけた。先週の『西陣レディスクラシック』でも最終日・最終組を回り、若林舞衣子の優勝を目の当たりにした大江。「内容が完璧だったので、こういうプレーをしないと優勝できないんだとすごく思いました」と自身は75と崩れて12位タイに終わったが、得たものは大きかった。「先週はショットが悪くて、2日目まではラッキーもあってスコアが良くて、でもスイングが悪くて最終日にそれが出てしまいました。今週はショットがとにかく良いので、ボギーのピンチもほとんど無い。このまま明日も打てれば良いプレーが出来そうです」と自信をのぞかせる。「明日は緊張するとは思うけど、優勝したいとずっと前から思っていたので、どれだけそれを出して強い気持ちで戦えるかだと思います」と、狙うは優勝の2文字だけだ。

馬場ゆかり (3位タイ:-6)
「今日はショットが良かったです。昨日もそうだったんですけど、意外とパターが入らなくて。4~5mのバーディーパットが2つ3つあったんですが…。読みはあっていると思います。思ったよりタッチが弱かったり、距離感がここの難しさですね。だいぶ良いパットが出来てきているので、100パーセントの自信にはもうちょっとかなと。今年はパターで苦しんでいる面があったのですが、少しずつ良くなってきています。ショットが良い分スコアが乱れないので、ようやく良いゴルフに近づいてきています。欲を出さずにいきたいと思います」。

佐伯三貴 (3位タイ:-6)
「良いパーもありましたし、今日はすごく耐えてのラウンドでした。ノーボギーというのは最終組で立派だったと思います。褒める点はミスした時に冷静に対処して、リズムを崩さずできたこと。反省はアイアンショットがあまり良くなかったことですね。あまりガツガツいくと空回りするタイプなので、(明日は)あまり期待しないでやりたいです。最後は目立ちたいけど、上は伸ばすと思って、追いかける立場の方が楽なので、空回りしないようにやりたいと思います」。

全美貞 (3位タイ:-6)
「ダボからのスタートでしたが、納得のいくものだったので、それ以降は集中しようとしてプレーしたので最後まで良いプレーができました。ショットも良くてパッティングも入ってくれました。長いパットは17番の4mくらい。(高麗グリーンは)好きですね。特に苦手意識はないです。自分が打ちたいところに打つ様にしています。ベントよりはしっかりと打っています。良いショットが出ているので、満足しています」。

藤田幸希 (6位タイ:-5)
「(今日は)まとまっていますね。ショットが悪いとパターでカバーして、パターが入らないとショットでカバーして…。バラバラですけどね。(父からは)いつでも運がくれば上に行けるから慌てないでやりなさいとずっと言われています。電話だと相談しても伝わらなかったので、実際に顔を見て練習を見てもらえると安心してほっとしますね。(明日のポイントは?)バーディー合戦になっていますからね。高麗なので、パターが入ったらというのもあります。私の統計では15番ホールでバーディーを取った人が優勝しているので、頑張って15番でバーディーを取りたいですね」。

原江里菜 (6位タイ:-5)
「もっと伸ばしたかったですね。最後(のボギー)はもったいなかったです。ティーショットの感触は昨日の方がまだいいですね。でも直せば明日良いスコアに繋がると思います。少しでもグリーンに乗せたい気持ちはあるけど、楽じゃないですね。(首位と4打差で少し離れたが)川奈ではまだチャンスがないわけではないので。上位のスコア次第ですが、一つでも上に上がれるように経験を積んで一歩でも近づけるように頑張ります」。

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