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2012.5.20

中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 最終日

李知姫が通算16アンダーで同一大会3勝目

 2012年度LPGAツアー第11戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額 7,000万円、優勝賞金 1,260万円)の大会最終日が、愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6,462Yards/Par72)で行われた。

 天候:曇り、気温:23.7℃、風速:1.5m。穏やかな薄曇りのなか行われた最終日。単独首位からスタートした李知姫は後続選手がスコアを伸ばすなか、ボギーが先行する苦しい展開。しかし8番でバーディーを奪い流れを掴むと、12番から4連続バーディーで一気に2位以下を引き離し、通算16アンダーで大会3勝目を挙げた。3打差の2位には森田理香子。4打差の3位には全美貞(ジョンミジョン・韓国)が入った。

 2位に3打のリードをつけてスタートした李。「2日間調子が良かったので、今日もそのまま調子が良いか、崩れるか、どっちかだなと思っていました」と序盤は慎重なスタート。4番ホールではボギーを喫し、後続との差が一瞬縮まったが、焦ることは無かった。8番ホールでは2mのチャンスにつけると、これを沈めてバーディー。「あのパットが入ってから調子が良くなりました」とこのホールをきっかけに後半は猛チャージ。12番パー3では1mにつけてバーディーを奪うと、13番パー5では3打目をあわやイーグルというスーパーショットでピン奥10cmにつけ、楽々とバーディー。李を追う他の選手も懸命にスコアを伸ばすが、その差は縮まらない。結局このバーディーが決め手となり、2006年大会、2008年大会に続く、同一大会3勝目の快挙を達成した。

「ハーフを終わって、もしかしたらいけるかなとは思いましたけど、このコースはスコアが伸びるし最後までわからないので、集中してプレーしました」と優勝争いを振り返った李。今シーズンは優勝こそあったものの、4月に2試合連続予選落ちを経験し「あまり予選を落ちることは無いし、2週連続だったので大丈夫かなと心配しました」と成績が常に安定していただけに、不安を感じていたようだ。それでも「自分のやることをしっかりやっていれば調子は上がってくると思っていました」とマイペースの調整が功奏。得意とするこの大会に照準を合わせ、今季2勝目一番乗りを飾った。「今後はシーズン3勝目と賞金女王が目標です」と堂々の女王獲得宣言。4年前に惜しくも逃した女王の座を、今度はしっかりと掴みたい。

森田理香子 (2位:-13)
「ショットが曲がっていましたが、パッティングでスコアを伸ばせました。3日間アンダーパーで回れたので、良かったです。ショットが悪いなりにパッティングでカバーができたし、いろんなアンダーの出し方があるとわかりました。諦めずに1打1打大切にやっていきたいです。(李知姫選手と比べて)良いところからのセカンドショットが良くないし、精神的にもっと強くならなければいけないと思います。ここという時にショットで寄らないことがあるので。やっぱり日本人選手が勝ったほうが良いと思うので、これから努力していかないといけないですね」。

全美貞 (3位:-12)
「(今日は)実力が足りなかったですね。パッティングが上手く打てなくて、自分が思ったところにストロークできなくて…。(李知姫選手との違いは)パッティングですね。入れるか入れないかが違うので。(最終日をプレーするときの気持ちは?)最終組で回ると緊張というか、入れなきゃいけないという気持ちが強くて、いつも通りに打てなくなるのが多いです。なんとかしたいですね」。

野村敏京 (6位タイ:-8)
「(バーディーは全部近かった?)17番は30センチくらいについてバーディーでしたが、あとは5ヤードくらいでした。今日は運もありました。パッティングのラインが見えていて、真っ直ぐ、しっかり打ったのが良くて入ったと思います。(優勝は意識した?)10アンダーまでいったとしても、優勝は30~40パーセントと思っていました。今日の目標は5アンダーだったので、それ以上にいったし、ボギーがなかったので完璧だったと思います」。

有村智恵 (9位タイ:-7)
「今日はチャンスがあってボギーを打つところがありませんでした。たくさんチャンスがあった中で伸ばせなかったのは残念です。これで調子を崩さないように、これからどうやったらいいのかを見つけていかないといけないですね。頑張りたい気持ちもある中、なかなか噛み合わないのが現状なので、来週良いプレーができればと思います」。

原江里菜 (9位タイ:-7) <4番でホールインワン達成>
「ホールインワンは生涯2度目です。プロでは初めてです。打った瞬間は良い感触だったんですが、先が見えなかったので、ギャラリーの声援でホールインワンだとわかりました。(今後は?)最終日にスコアを伸ばすことができて、良い終わり方ができたので、手応えは感じています。最終2組目という位置からこういうプレーができるようになれたのは良い収穫。今までになかった手応えです」。

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