ヨネックスレディスゴルフトーナメント　1日目

馬場ゆかりとルーキーの青木瀬令奈が首位発進

　2012年度LPGAツアー第12戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』（賞金総額6,000万円、優勝賞金 1,080万円）の大会初日が、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ（6,370Yards／Par72）で開催された。

　天候：曇り、気温：18.2℃、風速：2.2m。曇り空のなか開幕した初日。午後になり時折雨がぱらつく天候のなか、馬場ゆかりと昨年プロテストに合格したルーキー・青木瀬令奈が3アンダーで並び、首位に立った。1打差の3位タイにはディフェンディングチャンピオンの茂木宏美のほか、アマチュアで中学3年生の永井花奈さんら9名が続き、混戦模様となっている。

　6バーディー・3ボギーの69をマークし首位に立った馬場。この日は「やっと自分のドライバーショットが打てました。しいて言えばパットを入れたかったですね。でも、12番で長いバーディーパットも入れたし全体的には良かったと思います」と本人も納得のゴルフ。今季は出場10試合中トップ10入りが1度きりと不本意な成績が続いていたが、浮上のきっかけを掴んだ今週は「ドライバーのシャフトを替えるなど、やっとこれだというのが見つかって、思うようなショットが打てるようになって、少しずつ良くなってきています」とようやく本来の調子を取り戻した様子。2004年に初優勝を飾った思い出の大会で絶好のスタートとなったが「開催が夏から5月に変わって、グリーンコンディションも全く違うので、パッティングが鍵になってくると思います。初優勝の時のことは置いておいて、しっかりイメージしながらやっていければ」と、気負いなくマイペースで2日目に臨む。

　同じく首位に立った青木はウェイティング枠からの繰上げで本大会に出場。昨年プロテストに合格し、その後出場した3試合はいずれも予選落ち。「3年前のアマチュア時代にこの試合に出場していますが、好感触だったし、トリッキーなコースは好きで、曲がらないショットなので、ここは自分に合っていると思っていました」と当時は予選通過とはならなかったものの、このコースとの相性はいいようだ。ツアーでの最高位はアマチュア時代の7位タイ。「ルーキーがみんな活躍していて、それぞれ良さがあって、みんな活躍できるメンバーなので、みんな上にいければ。刺激を受けるメンバーも多いので、自分も負けないように頑張ります」と開幕戦で優勝を飾った斉藤愛璃に続く活躍を目指す。

茂木宏美 （3位タイ：-2）
「今日は序盤で結構いいバーディーが入ってくれて流れが良かったけど、ロングでバーディーが取れなかったので戦略的にもったいなかったところがありますね。ラインが違って決めきれなかったです。（連覇に向けていいスタートが切れた？）それはまだ意識していないし、明日次第ですね。明日もう一度今日の反省点を活かして、一から良いゴルフをしていきたいです。頂点だけを見ないで、一歩一歩上っていきたいです。（修正点は）パッティングの強弱ですね。ここのグリーンはマウンドがいっぱいあるので、その辺を修正したいです」。

笠りつ子 （3位タイ：-2）
「ショットはずっといい感じなので、あとはパターですかね。パターがイマイチなんですよね。（パターを替えるとか打ち方を替えるとかは？）気分転換に替えてみたいですけど、ビビッとくるのが見つかってないので、タイミングが合えば替えてみようかなと。（明日以降の意気込み）結構難しいコースなので、落ち着いてティーグラウンドに立って、フェアウェイが狭いところもあるのでティーショットから集中していけたらいい流れでいけるかなと思います」。

若林舞衣子 （3位タイ：-2）
「前半はすごく良いスタートができたけど、後半はOBとか3パットとかがあってバタバタしました。でも上がりの連続バーディーで結果的には良いラウンドができたと思います。途中でボギーを打って気持ちが落ちていたけど、たくさんの声援で最後まで頑張ることができました。良いスタートが切れたと思うので、コースと戦うじゃないけど、どう攻略していくかよく考えて残り2日間やっていきたいです」。

永井花奈 （3位タイ：-2）
「昨日まで3日間試合（関東女子アマ）だったので体力がもつかなと思っていたけど、自分的には上出来すぎだと思います。プロの大会は今回が2回目で、今年の『スタジオアリス』に初めて出たときは予選通過が目標だったけどダメでした。今回は絶対通るという気持ちで来たので、まずは予選を通ることが目標です。（自分のゴルフはどんなタイプ？）ドライバーは飛ばないけど、あまり曲げないようにして正確性でいこうと。今日は上手くいったので、コースの攻め方とかマネジメントを頑張っていきたいです。悪い時にどうスコアをまとめられるかですね」。

横峯さくら （12位タイ：-1）
「最後の2mのバーディーパットを外してしまったけど、内容的には悪くないと思います。（もう少し取れた？）前半はチャンスが多かったけど、カップに蹴られたりが多かったので。後半はチャンスというよりは、グリーンに乗ってるけどちょっと長かったという感じですね。（明日に向けて修正点は？）パッティングも打ち切れてないわけではないので、全体的に練習するという感じです」。