2012.6.7
サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 1日目
佐伯三貴が単独首位発進
2012年度LPGAツアー第14戦『サントリーレディスオープンゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の初日が、兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部(6,511Yards/Par72)で開催された。
天候:晴れ、気温:24.6℃、風速:2.4m。公式戦以外で唯一の4日間競技となる今大会。初日は佐伯三貴が6バーディー・ノーボギーの66をマークし、単独首位に立った。1打差の2位タイには服部真夕と李知姫(イチヒ・韓国)が続いている。ディフェンディングチャンピオンのアンソンジュ(韓国)は4アンダーの4位タイ。
1年半ぶりに単独首位スタートを切った佐伯。「今週の初めに寝違えて首が痛くて全く動かせなくて…」と不安を抱えていた今週だったが、幸いにも試合前には完治。「今日も朝は不安でしたけど、始めてみれば良いプレーができました」と会心のプレーで初日を終えた。練習ラウンドでは「調子がいいし、どのあたりが良いのかなと思って、自分からお願いしました」と今シーズン絶好調の全美貞(ジョンミジョン・韓国)と同組でプレー。「初めて練習ラウンドで一緒でしたけど、全さんはリズムも良いし、アドレスから全てが素晴らしい。プレー中に表情を出さないですし、リズムが変わらない」と絶賛。好調の選手とラウンドしたことで、得たものは大きかったようだ。「韓国や中国の選手が勢いがあって、日本人選手は元気が無いと言われているけど、自分たちも刺激をもらっているし、負けたくない気持ちは一緒。私もその辺を頭の隅に置いて、プレーしています」と闘志をあらわにした。「4日間大会はあまり意識していませんけど、ホール数が多い分、チャンスが増えるかなと前向きに考えています」と、シーズン2勝目を視野に入れつつ2日目を迎える。
そして後半3連続バーディーを奪うなど、パッティングが好調だった服部真夕。「先週の最終日にパット数が39パット。インは22パットとプロに入って初めての数字でしたけど、思ったところにしっかり打ててはいたので、そこまで引きずることはなかったです」と今週は気分転換にパターのグリップを交換し、この日は18ホールで27パット。「最後にちょっとドライバーが左に右にブレていた部分はありましたけど、しっかりパーを取れたので、初日としては良い滑り出しだと思います」と、納得のラウンドで2位タイにつけた。ここ最近は優勝のチャンスを迎えながらも勝てない試合が続いているが「3日間なり、4日間なり安定してプレーできないのは1つのプレーで流れを悪くしたり、簡単なミスをして自分で崩してしまっているから。その辺をしっかりやっていかないと勝てないとと思っているし、ミスしてもしっかり気持ちを持ってやっていきたいと思います」と、この4日間は優勝への強い気持ちを持って勝負に臨む。
李知姫 (2位タイ:-5)
「最近は初日にいい成績が出るようになりました。今日は前半ショットがよくなかったんですが、4~5メートルぐらいのパットが入って、後半はショットもついてきてスコアが伸びました。まだ初日だし、明日以降もみんな伸ばしてくると思うので、自分のベストを出さないと優勝争いには残れないかなと思います」。
笠りつ子 (4位タイ:-4)
「3パットボギーをしたところ以外はいい感じでした。(後半の)アウトコースはショットもいい感じで、いい流れでいけました。(佐伯)三貴さんも上にいるし、私たち日本人選手が今週こそ!4日間あればなにか変わるんじゃないかと。3日間自分の流れで行って、最後にバーン!っていければ…というのが理想ですね(笑)」。
森田理香子 (4位タイ:-4)
「今日はティーショットは悪くなかったけど、アイアンショットがしっくり来なくて、ピンにも飛んでいかないのが今日はあったので、欲を言えばもっとスコアが出せたかもしれないですけど、イーグルも取れたし、いいゴルフができたと思います。トップが6アンダーなので、それくらい出ないと勝てないとは思うけど、4日間ともいいスコアが出るということは無いと思うし、耐えるゴルフも必要なので、アンダーで回れるように頑張りたいです」。
アンソンジュ (4位タイ:-4)
「今日はスタート前にコンディションが良くなくて、気分がよくなかったです。ティーショットが1回だけラフに入ったけど、それ以外はフェアウェイキープできました。このコースはフェアウェイキープが絶対大事。ドライバーは飛ばなくてもフェアウェイキープすることが一番大事ですね。明日からはエンジョイゴルフができればと思っています」。
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