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2019.9.1

4位の安田祐香 また一歩、階段を- 

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)最終日

 またひとり。逸材が現れた。安田祐香が今大会4位タイに入り、ベストアマチュア賞へ輝く。最終日、最終組で堂々のプレー。4日間すべてアンダーパーは、決勝ラウンド進出61人で、わずかに6人しかいない。

 とりわけ、驚かされたのはメンタルの強さである。「緊張しなかった。同組でプレーするおふたりについていけばいい。たとえ、鈴木さん、アンさんでも同じです」とはさすがだ。ただし、本音は、「優勝を狙っていました。悔しい」。もし、優勝と仮定すれば-最終プロテストが免除になった。次のチャンスを狙えばいい。

 LPGAツアーを代表するビッグネームのラウンドだった。優勝回数は2人で、41勝。「鈴木さんは、5メートルぐらいのバーディーパットを必ず決めてきます。アンさんも、ショットがとてもうまい。勉強になりました」とうなずいた。そして、「この経験は、次につながると思います。早くプロになって、優勝したい」とかみしめるように話す。

 JGAのナショナルチームへ選出されたのは、2017年7月から。ヘッドコーチのガレス・ジョーンズ氏から、コースマネジメントやメンタルの指導を受けている。「がんばって、というメッセージをもらいました。今年は、海外の試合に出場し、とても楽しいシーズン。たくさんの選手と、コミュニケーションを図りたい」と、堂々とした印象も、これまでなかったスタイル。

 トレーニングは、体幹を中心にトレーニングを欠かさない。スイングチェックは動画を撮影して、自ら比較する。日々成長。小樽カントリー倶楽部の4日間は、貴重な財産となった。

(メディア管理部・中山 亜子)

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