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2012.9.6

日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 1日目

公式戦最少ストロークタイの吉田弓美子が首位発進

 LPGA公式戦第3戦『第45回 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』の大会初日が滋賀県甲賀市のタラオカントリークラブ 西コース(6,670Yards,Par72)で開催された。

 天候:曇り、気温:27.9℃、風速:1.3m。午後になり、時折強い雨が降ったものの、概ね曇り空で行われた初日。メジャーの難セッティングのなか飛び出したのは、プロ6年目の吉田弓美子。公式戦最少ストロークタイの64をマークし、2位に4打差をつけて単独首位に立った。2位タイには大江香織、酒井美紀、全美貞(ジョンミジョン・韓国)、金ナリ(キムナリ・韓国)の4選手が続いている。

 この日午後スタートだった吉田は、午前スタート組の首位に親友の大江香織がつけていることを確認し「こんな難しいコースで何で4アンダーが出るんだろうと思いましたけど、追いつきたい気持ちでした。難しいインコースからのスタートでしたけど、思いのほかスコアを伸ばせました」と奮起。同組の飯島茜も「ほとんどがバーディーパットだったし、それもピンに付いていた」と舌を巻くほど、キレのあるショットで次々とチャンスにつけた。「ティーショットでフェアウェイを外したのは2回だけでした。その2ホールも5mのパーパットが入ったりして、パットのフィーリングも良かったです。完璧に近いですね」と自身も認める好調ぶりで、ツアーでの自己ベストスコアを更新。「先週はパッティングでしっかりヒットしないといけないグリーンだったのですが、長尺パターはタイミングを崩すと良くないので、来週に向けてやると思ってやったのが良かったです」と、今大会へ向けての調整が功を奏した。

 今回の開催コースであるタラオCCは2009年にプロテストを受験し、トップ合格を果たした思い出の舞台。「それまではQTを受けても上手くいかなくて、家族の経済状態も悪く、これでダメならゴルフを辞めて普通に就職することも考えていました。それでも母の後押しもあって受験して、トップで合格することが出来て、試合に出場することが出来て、人生が変わりました。いつかここで試合をする時は、必ず出場していい成績を残せるように頑張ろうと思って、今までやってきました」と、このコースで結果を残したい気持ちは誰よりも強い。「まだ初日ですし、あと3日終わってまたこうしてここ(記者会見)に戻って来れたらいいです。疲れはもちろん残っていますけど、今まで試合に出られずにQTで足踏みしていたので、休みたいと言っている場合じゃない。今日は今日、明日は明日でゼロからと思って頑張りたいです」と全身全霊をかけて最終日まで突き進む。

 そして4打差の2位タイにつけた大江香織も、吉田と同じくタラオCCでプロテストに合格した選手。当時は2位でプロテストに合格したが、この日も首位の吉田に次ぐスコアで好発進をみせた。合格した当初から吉田とは仲がよく、「ここでプロテストに受かったので、いい思い出があって回りやすかったです。練習ラウンドでも吉田さんと一緒でしたし、タラオで選手権をやる時に出場できてよかったねと2人で話していました」と、このコースへの思い入れは吉田同様に強い。「今日はショットが良く、グリーンを4回しか外しませんでしたし、そこが良かったんだと思います。パッティングも下りのラインが多かったですけど、うまくいきました。あとは2ピンくらいのパットがもうちょっと入ってくれたらもう少しスコアを伸ばせたかな」と課題も残した一日だったが、上々のスタート。「来週は海外での試合がありますし、そこでは予選通過が目標。日本で頑張れば、海外でもいい試合が出来ると思いますし、今週は頑張りたいです」と明日からも気合が入る。


酒井美紀 (2位タイ:-4)
「先週からショットが良くなくて、今日はここ最近でも一番悪かったけど、アプローチとパッティングが良かったおかげでスコアになりました。一緒に回った李知姫さんのリズムがとても参考になって、いいリズムで回れました。今日は本当によく耐えたと思います。メジャーのコースセッティングは楽しくて気合が入るし、集中力が高まってテンションも上がって楽しかったです。ショット(の調子)はすぐには戻らないと思うので、明日も耐えていい位置で予選通過して、3、4日目で伸ばしていきたいです」。

全美貞 (2位タイ:-4)
「今日は全体的にショットが良かったけど、前半(インコース)はバーディーチャンスでパッティングのミスをしちゃいました。でも後半にたくさんバーディーが取れたので、いいプレーだったと思います。(コースの印象)始まる前はもっと難しいかなと思ったけど、グリーンが止まるし集中すれば良いスコアは出ると思います。最後まで集中して、自分の思いどおりのプレーをしていきたいです」。

表純子 (6位タイ:-3)
「今日はパターが入ってましたね。グリーンは下りは速かったです。(フェアウェイを)外したのは3回ぐらい、横に出すだけだったのは1回だけです。あとはグリーンを狙えました。(メジャータイトルへの意識は?)試合に出てる以上、どれも勝ちたいと思ってやっているので、いつもと同じ感じです。(明日以降に向けて)ラフに入れると出すだけになってしまうので、ティーショットに気を使っていきたいですね」。

有村智恵 (6位タイ:-3)
「雨の影響はそんなになかったです。今日はいいゴルフができたなという部分と、ちょっとラフに入れ過ぎたなという部分もあって、もう少しティーショットを安定させたいと思います。ラッキー、アンラッキーが分かれるラフなので、しっかりフェアウェイキープして、フェアウェイからであればセカンドショットの自信も強くなってるので、あとはチャンスにつけてしっかり伸ばしたいです」。

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