鈴木愛　5勝目からスタートする代表逆転プラン

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　LPGAツアー第29戦『第50回デサントレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が9月20日、愛知県美浜町・新南愛知カントリークラブ美浜コース(6,437ヤード/パー72)で開幕する。19日は盛大にプロアマトーナメントが行われた。

　鈴木愛にとって、時は金なり。東京2020日本代表候補者ランキングで現在、3番手につけている。ロレックス世界ランキングでは、26位。日本代表2番手の渋野日向子は、14位である。

　ということで、浮上のために、「年内に、あと2勝。オリンピックまで1年を切っているけど、それまでに5勝をあげたい。来シーズンがスタートして、前半だけで4勝は厳しいでしょう。目標を、なんとかクリアしたい」という、胸算用だ。

　今大会を入れて、今季の残り試合は11。その上で、残りの1試合、1試合が重要になると力説した。すでに4勝をあげたが、「確かに、優勝回数は多い」としたものの、「トップ10入りが少ない。安定した成績を残していない。常に20位以内に入れる選手になりたい」と理想像を描いた。

　一方、昨年まで3年連続年間獲得賞金1億円を達成。「シーズン前にメーカーの方から、なかなか3年連続達成者はいないと、うかがったけど、軽く受け流していた。ただ、獲得賞金のことはあまり考えすぎずやってきた」という。賞金は大切だが、やはり負けるのはイヤ－というプロ魂だろう。今回、優勝を飾れば年間1億円を突破。ラストスパートへ弾みがつくことは請け合いだ。ハイスコアのスリリングなバトルは、臨むところだろう。モヤモヤを吹き飛ばすのは、やはり優勝だけだ。

(メディア管理部・鈴木　孝之)