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2012.9.27

日本女子オープンゴルフ選手権競技 1日目

ロレックスランキング4位のフォンシャンシャンが首位発進

 2012年度LPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の大会初日が、横浜カントリークラブ 西コース(6,545Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り時々晴れ、気温:23.8℃、風速:5.2m。時折強い風が吹き、選手を苦しめた初日。ロレックスランキング(世界女子ゴルフランキング)上位10選手のうち、7選手が出場するハイレベルな争いのなか、同ランク4位のフォンシャンシャン(中国)が、5バーディー・1ボギーの68をマークし、単独首位に立った。2打差の2位タイには木戸愛と金ナリ(キムナリ・韓国)。3打差の4位タイには不動裕理、姜秀衍(カンスーヨン・韓国)が続いている。

 幅の狭いフェアウェイに加え、強風が選手を悩ませるなか首位に立ったフォン。前日に「正確性が求められるこのコースは私に向いている」とコメントしていた通り、この日はティーショットでフェアウェイを外したのは2回と、抜群の安定感でチャンスを作った。「序盤からショットが良く、いい流れでプレーが出来ました。全英リコー女子オープンの前まではショットの調子が良くなかったのですが、全英の頃から調整して良くなりました。日本に来てからも少しずつ手応えを感じています」と前週はディフェンディングチャンピオンとして宮城での大会に臨み、6位につけた。今週はさらに調子を上げており、2日目以降も上位を争うことは必至だ。

 そして2打差の2位タイと好位置につけた木戸愛。スタートして2ホール目の11番では、「外しちゃいけないところに外してしまって…」とミスショットでダブルボギー。「ショートゲームからリズムを崩しそうになりました」と一度は崩れかけたが、パーを重ねて迎えた16番ホールで、浮上への手応えを掴んだ。「これまでどうしてもパターを構える時にしっくりこなくて」とヘッドを目標に合わせてから足踏みをするルーティンに違和感があったため、「優勝した時のビデオを見たり、好きな選手のルーティンを見て、昨日の夜から練習して試そうと思いました」と、オープンスタンスから目標に合わせるルーティンに変更。「すごく構えやすくなって、16番でバーディーを決めた時に、自信になりました」とこの日初となる会心のバーディー決めると、後半のハーフは3バーディーの33でまとめた。「全英から帰ってきてすぐ試合でしたが体調はバッチリですし、今週は自宅から通っているのでリラックスできています」と体調面でも好調をキープ。「女子オープンは一番に近いくらい楽しみにしていた試合。全英に行った時は今日みたいに風が強くて、そういう意味では自分の気持ちをコントロールするには今回にすごく活きたと思います」と海外メジャーで得た経験を武器に、また一つ成長した姿をみせた。


金ナリ (2位タイ:-2)
「今日はティーショットの調子が良く、ほぼフェアウェイをキープできました。一打目がよかったおかげでアイアンもパットも上手く噛みあって、このスコアが出せました。このコースはティーショットが鍵になるので、明日は今日以上に集中して一打一打を大切にしていきたいです」。

不動裕理 (4位タイ:-1)
「後半は風を読むのも難しく、ラフも多かったですが、今日は運が良かったのか打てるところが多かったので、その運を生かせたかなと。(コースマネジメントは)途中までは思ったとおりに出来たけど、後半は風に流されたりラフに入ったりしたので、マネジメントというよりは一打一打、という感じでした。(不動さんの中でこの大会の位置づけは?)今年は本当に勝ちたい。言って勝てるものではないですけど、気持ち的にはそこ(優勝)に持っていってやりたいと思います」。

宮里藍 (6位タイ:イーブンパー)
「ちょっとボギーの数が多かったなというのがあって、一打目をミスした時の対処法とかリカバリーのイメージが出来てないので、深いラフからグリーンを狙って外すことが多かったので、その辺が反省点ですね。サードショットで長い距離が残ってもパーセーブしていく方が確率的にいいかなと。ミスしたあとのコースマネジメントは今ひとつだったけど、全体的には良かったと思います。(首位は4アンダー)シャンシャンは今週は(近くに)中華街があるから、私たちが日本食で頑張れるのと一緒で、それで頑張ってるんじゃないかと(笑)。今日の4アンダーはすごいと思います」。

上田桃子 (6位タイ:イーブンパー)
「イーブンで回れたので、まずまずのスタートだったと思います。最近調子はいい感じなのになかなか結果につながらなかったので、初日としてはよかったです。いつもコースの中で何が悪いか考えてたけど、今日はスイングのことを考えずに、いかに自分が心地よく打てるかということだけ考えてやってました。今週は4日間、どうやったら自分が心地よく打てるか、結果にこだわらずやりたいです」。

森田理香子 (6位タイ:イーブンパー)
「今日は風が強くて、いきなりグリーンが速くなったからボールが止まらないし、練習ラウンドと違いすぎてビックリしたけど、そういうのにも対応していかないといけないですね。なるべく狙いやすいところ、パットがしやすいところに行くように。今日はショットが曲がっていたんですけど、曲がっていながらもイーブンで終われたし、もう少し対応していければ…。明日からは大崩れしないように守りながら、攻めながらいきたいですね」。

宮里美香 (6位タイ:イーブンパー)
「今日はまあまあだと思います。もったいないボギーもあったけど、いいパーセーブもあったし。(4つのボギーは)スライスラインのパーパットを全部外しました。今課題にしているんですけど、全部ショートして外したのが自分の中で悔いが残っています。(首位は4アンダーですが)午前中に伸ばしてるのは午後とはシチュエーションが違うので、考えないでプレーしました」。

ツェンヤニ (12位タイ:+1)
「内容に関しては自分自身でも満足しています。いいショットを打てていたし常に慎重でいられました。いくつか攻め方の選択ミスはありましたが、このコースで1オーバーというスコアは決して悪くないと思います。実際今日ラウンドしてみて気づいたのが、昨日(練習ラウンド)ほどフェアウェイが狭く感じなかったことと、このコースを楽しんでいる自分がいること。昨日より今日のほうがコースの全容がよく見えていましたし、明日はさらによく見えるかもしれないです。16、17番のボギーは残念でしたが、気持ちを切り替えて明日も全力で臨みたいです」。

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