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2019.10.23

鈴木愛 空白と苦悩を語る

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)

 約1カ月ぶりの実戦復帰。久々に見る鈴木愛は、少しほっそり映った。「休んでいる時、自宅にいることが多い。親指がすごく痛い。通院する他は、とても外出などする気になれない」と話している。そうはいっても、復帰に備え、体調を整えておかなければならない。

 お年頃の女性に意外といっては失礼だが、「料理をすることが、好き」という。ツアーを転戦中は、外食が当然。でも、自宅では、「自炊です。おなべをすると、いろいろなものがバランスよく摂れる。スープも得意。料理をしていると、心が落ち着く。以前から、自宅にいる時は結構、つくっていました」と笑っている。

 今シーズン、4勝をあげている。ただ、勝利を重ねれば、重ねるほどに自身へ課すハードルが高くなった。「うまくいかないことが多い。なんか違う。悩みだしたら切りがなかった。親指も痛い…。プレーをすることがイヤになってしまった」。今だから、言葉にできるがさまざまな葛藤があったのだろう。ゴルフは悩み多いスポーツだ。トッププレーヤーの苦悩は、他人にはわからない。

 しかし、親指痛が良くなると気持ちが前向きに。「休んでいる時は、ラウンドを2回。あとは今週、月曜日から練習しています。選手の皆さんが、大丈夫-と声をかけてくださった。いいですね、やはりトーナメントの雰囲気は」とひと息つき、「クラブがボールへ当たるか心配。だから、4日間プレーすることを第一に考えます。優勝、優勝って自分を追い込んでしまうことは、あまりよくない」と控えめだ。

 それでも、パッティンググリーンでストロークする姿は存在感があった。今季の残り6戦へ、フル出場。もちろん、完全燃焼するためだ。

(メディア管理部・中山 亜子)

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