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2019.10.24

キムハヌル 笑顔の首位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)第1日

 シーズンは終盤。ようやく、キムハヌルが好調時のパフォーマンスを取り戻した。パー3の17番。第1打を左へはずした。第2打は、15メートルのアプローチ。狙いすましたようなチップインバーディーを奪う。「あのバーディーが、大きかった」という。後半も2バーディーを奪取。今季2度目の首位タイスタートを決めた。

 この日は、10番からのプレー。ところが、いきなりミスから始まった。「ピンポジションがとても難しい。奥から3パットです。でも、気分が沈むことがなかったし、緊張もしていなかった」と前向きだ。続く、11番で7メートルのバーディーを決める。「3パットのリスクはあるけど、速いグリーンが、やはり好きです」と勢いに乗る。

 一方で、気になるのは、賞金ランキングだ。現在、55位と今季は不振続きだ。2017年、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの優勝で20年までのシード権を保持しているものの、やはりプライドが許さない。「最近、調子がいい。もちろん、最後まで全力投球です」と宣言する。

 昨年の今大会は2位。コースとの相性はいい。ただし、今年は各大会でスコアを崩すことが1日あることだ。「リカバリーが遅くなった」と漏らしたが、契約するスポンサーの大会である。疲れをためないために、「よく食べ、よく寝て、よく笑う」。なるほど、素晴らしい笑顔のお福わけだった。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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