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2019.10.27

4試合で奪取 渋野日向子『目標は高く』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)最終日

 目標は高く-を再確認。賞金女王のタイトルを目指す渋野日向子は、サンデーチャージが不発だった。通算6アンダー、12位タイでホールアウト。無念さをにじませながら、「悔しい、のひとことです。ショットがとても良かっただけに、本当にポンコツでした。(決勝ラウンドで)スコアが1つしか伸ばせなかった。パッティングがまったく…。残念です」とため息まじりに語っている。

 どんなことをしても、賞金ランキング1位の申ジエより、上位の成績をおさめたかった。その申は今大会、8位タイ。差は824万7,162円と広がった。次週は台湾で開催される米ツアーへ出場。今季の残り試合は、4である。しかし、あきらめの言葉は出てこない。「すべて上位争いをしないと絶対、無理でも頑張らなければいけません。(タイトルは)まだ早いなぁとも感じるけれど、目標は高く。賞金女王を目指します」。ファンの期待を背に、自身を鼓舞した。

 この日、強烈なインパクトを残したのは8番の第3打。残り80ヤードを56度で、カップから10センチのスーパーショットを放った。「もうちょっとでしたね。スピンをきっちりと計算して、思い切って突っ込んだ」と解説。それだけに、後半の19パットを、「悲しかった」とくちびるをかむ。ただし、悔やんでばかりはいられない。ラストスパート。未知の可能性が後押しする。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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