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2013.4.12

スタジオアリス女子オープン 1日目

中村香織、金ナリが首位発進 1打差で8名が追う大混戦

 2013年度LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会初日が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,444Yards/Par72)で開催された。

 天候:曇り、気温:10.5℃、風速:7.0m。春とは思えない冷たい風がふきつけた大会初日。厳しいコンディションに各選手スコアが伸び悩むなか、中村香織と金ナリ(キムナリ・韓国)がともに4バーディー・2ボギーの70をマークし、首位に立った。1打差の3位タイにディフェンディングチャンピオンの佐伯三貴、笠りつ子、服部真夕ら8名が続く大混戦となっている。

 プロ入り7年目にして初の首位に立った中村香織。「先週まであまり調子が良くなくて、練習をしようと思った矢先に胃腸炎になってしまって…」と今週は水曜頃まで練習もままならずに休養。この日は不安を抱えながらのスタートだったが「ゆっくりと休めたので、返って良かったのかも。コースとの相性も良いので」と3年前に3位に入った相性の良いコースで好結果を生んだ。この日は各選手が強風に苦しんでスコアを崩したが「風とは喧嘩せず、フォローの時は風に乗せて、アゲインストの時は大きめの番手を持って打ちました。元々スコアの伸びないコースですし、チャンスが来たら決められればと思って、それが実現できたラウンドでした」と苦にしなかった。

 オフには苦手としていたパッティング練習に取り組み、「6mくらいのパッティングが入るようになった」と成長。「私は飛距離が出る方ではないので、長いクラブでセカンドを打つと、どうしても6mくらいの距離が残ることが多いんです。それだとグリーンに乗ってもパーしか取れないので、ピンにつけることが出来ればどんなに楽だろうと思っていました。でもピンにつけることが出来なければ、入れてしまえばいいと思うようになり、練習しました」。この日も固く引き締まったグリーンに苦戦し、距離のあるパットを残したが、8番では7m、14番では10mのバーディーパットを沈めて、少ないチャンスをものにした。

 今シーズンは5試合中4試合で予選通過と好調を維持。「親友の一ノ瀬さんが優勝する姿を見て、私も優勝したい気持ちが本当に強くなりました。もっと上を目指したいです」と3戦目の『Tポイントレディス』で親友の一ノ瀬が優勝し、人目をはばからず大泣き。大きな刺激を受けた。「このコースは得意ではないけど、一番集中できるコース。3日間同じ気持ちでやりたいです」。次は自分の番と言わんばかりに、言葉にも自然と力がこもった。

金ナリ(1位タイ:-2)
「フロントナインは風がそこまで吹かなかったので、バーディーチャンスを多く作れました。それに今日はパッティングが本当に良かったです。今日は26パットでした。後半は風が強くなったので、グリーンに乗せることをまず考えました。(明日以降は)このコースはグリーンが硬いので、明日からもグリーンオンさせることをキープしていくことが大事だと思います」。

佐伯三貴 (3位タイ:-1)
「ナイスですよね。2番はオーバーの3パットでもったいなかったけど、しょうがないかなと。1球に集中しているので、バーディーパットは外しましたが、初日としては良い出来だったと思います。明日も難しいと思いますが、ここはいかにボギーを少なくするかなので、欲張らずに耐えながらチャンスを待ちたいと思います」。

笠りつ子 (3位タイ:-1)
「(100点に近い?)100点はあげられないけど、良く耐えたなと。1番から5番まで全部パーオンしなかったので、本当に耐えたかなと。(今年は予選落ち1つだけど、あとは1ケタ順位で?)好調じゃないけど、最終日最後にバーディーで1つ上がるというのが多いので、気合でやっています。最後良ければ気持ちよく帰れるので、最後の1打は大きいかなと。(来週は地元で)最後まで何が起きるかわからないので、諦めずに、強い気持ちだけはもっておきたいです」。

服部真夕 (3位タイ:-1)
「もう上出来です。ここ最近初日はずっと悪かったので、良いスタートが切れて良かったです。ショットも良かったんですが、パッティングもしっかり思ったところに打てていたので良かったですね。(パーオン率1位は評価している?)はい、アイアンの精度は上がっていますので、あとはグリーンを外した時にどれだけセーブで出来るかだと思います」。

穴井詩 (3位タイ:-1)
「先々週から課題のショートパットが今日も引っかけて入らず、今日のボギーもそればかりで、ファーストパットをお先にできるように打つことだけを考えていました。パット以外は安定していると思うので、パットが全てのリズムを崩してしまうのでそれだけです。今日はこれでも耐えた方ですね。(明日は)ショットは大丈夫なので、ショートパットをなんとか自信を持って打てるようにしたいです。今週だけじゃなく、来週以降のトーナメントにも」。

比嘉真美子 (49位タイ:+4)
「先週と比べてイメージ通りに体が動かなかったです。ショットでグリーンを外して、寄らず入らずのホールが続いて流れを良い方に持っていけませんでした。スイング面で動きが悪かったです。(修正点は?)一日一日切り離していくしかないですね。日々初日という気持ちでやります」。

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