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2013.5.31

リゾートトラストレディス 1日目

手応え掴んだ首位2人 同組対決3本勝負の行方

LPGAツアー第13戦『リゾートトラストレディス』が5月31日(金)、兵庫県三木市の関西ゴルフ倶楽部(6,522Yards/Par72)で開催した。初日6アンダーで首位に並んだのは、若林舞衣子、イボミ(韓国)の2名。1打差の3位には一ノ瀬優希が続いている。
(天候:晴れ、気温:25.7℃、風速:3.7m)


運も実力。若林舞衣子の4番パー3の1打目は「グリーンに乗っただけ」のショットで、ピンまで16ヤードにオン。しかし「フックしてスライスの難しいライン。でもラッキーでした」とこれをねじ込むと、一気に勢いがついた。6番まで3連続バーディー。続く7番では深いラフに苦戦しボギーとしたが、「しょうがないと割り切れた」と流れは止まらず、後半は4バーディーと更にスコアを伸ばした。

「調子自体は去年より良くて、ショットも良い。パッティングは元々得意なので」と声を弾ませる。 首位という結果はもちろん、見た目の変化が若林を前向きにさせた。師匠の岡本綾子とともに取り組んだスイング改造の成果が徐々に現れたのだ。「ダウンスイングで右脇をしっかり入れる。まだ出来ない時がありますけど、“スイング良くなったねって周りから言われるでしょ?”と岡本さんからも言われるようになりました」と師匠からの言葉が何よりも心強い。

「先週森田さんが1打差に詰め寄られながらも頑張って我慢して優勝を掴んだので、自分も頑張らなきゃ」。 確かな手応えと前向きさが運を引き寄せたファーストラウンド。2日目が待ち遠しい。

復調気配のイボミ。「今週はラフが長いのでティーショットでフェアウェイキープするのが重要だと思っていましたが、今日は全てが良かったです。ベストスコアが出るかと思ったくらい」とこの日は絶好調。昨年のシーズン終盤は公式戦を含め2勝を挙げるなど、実力はツアーでもトップクラス。

「今まではスイングのタイミングが掴めず苦労しましたが、今日は気分よくラウンド出来ました。優勝は考えず、自分のプレーに集中したい」。日本で賞金女王を目指す実力者が、徐々に手応えを掴み始めている。


そしてこの日注目が集まったのが3つの同組対決。1つ目は一ノ瀬優希木戸愛佐伯三貴の3人だ。一ノ瀬がバーディーを先行させると、佐伯も負けじとバーディーを取り返す。前半はこの2人に押され気味だった木戸も後半で盛り返し、3人で実に15バーディーを奪うバーディー合戦。軍配は5アンダーの3位とした一ノ瀬にあがったが、見応えのある展開となった。

一ノ瀬は「大きなミスも無かったし、セカンドショットが良かった。2勝目は難しいと思うけど、チャンスが来た時に準備しておきます」。木戸は「これまでショットが安定せず苦しかったけど、ノーボギーは大きい。早く優勝争いがしたい」。佐伯は「初日としてはいい方です」と各々手応えを掴んだ様子だった。明日もこの3人から目が離せない。


2つ目の注目はINのトップからスタートした新崎弥生イジミンの組。序盤から快調なイジミンに、追いつけ追い越せとばかりにバーディーを奪う新崎。結局2人一歩も譲らず、4アンダーで初日を終えた。「2人のキャラがかぶっているというか、距離的にもそうですし、リズムとかマネジメントの仕方とかが似ていて、凄くやりやすかったです」とは新崎。対するイジミンは「出来るだけ意識しないように、自分のプレーに集中しようと心掛けました」と対照的。組み合わせの妙か、明日も再びこの二人が同組で上位を争う。


最後は表純子服部真夕森田理香子の3人。言わずと知れた岡本綾子門下生トリオの組み合わせ。序盤こそ3選手ともバーディー先行の好発進を切ったが、森田はその後リズムを掴めず4ボギーの74。対する服部は69、表も70と、同門対決は先輩2人に軍配があがった。森田は「私はこういう組み合せはあんまり好きじゃないというか、一緒じゃないほうが思いっきり出来る部分もあるし、でもいつも一緒にやっているからリズムとかわかるのでいい部分もあるので、どっちもどっちですかね」と苦笑い。「でもフェアウェイに行けばバーディー取れると思いますし、今日は悪いのが全部出たと思って、明日から新たな気持ちでやりたい」と前を向いた。

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