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2019.11.15

ユンチェヨン 超集中の首位発進

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第37戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月15日、千葉県長生郡長南町・グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード・パー72)で開幕。6アンダーでユンチェヨンが首位に立った。2位は5アンダーの大城さつき、木戸愛、稲見萌寧、菊地絵理香。賞金女王を争う同組対決は、鈴木愛が4アンダー、6位タイ、申ジエは3アンダー、15位タイ。この日が21歳の誕生日、渋野日向子が1アンダー、36位タイだった。
(天候:曇り 気温:15.4℃ 風速:1.1m/s)

 土壇場の粘り。ユンチェヨンの賞金ランキングは現在、49位だ。賞金シード権を確定させるために、残り2試合、生き残りをかけた大一番がスタートした。この日は、「とても緊張しました」と疲れた表情を少しだけ浮かべながらも、7バーディー、1ボギーで首位発進。

 「パッティングがとても良かったです。ショットも、ほとんどミスをすることはなかった」という。経験が生きた。「集中、集中、集中と毎ショット、言い聞かせた」。さらに、「少しでも気を抜くと、ミスを誘発する。きょうはアドレスをしてから、心の中で呪文のように唱えました」と続ける。

 8番ホール。アゲインストの風で第2打は、186ヤードだった。「ピンの位置が右サイドで難しい。パーであがれれば良し」と安全策をとる。19度UTから放たれたボールは、アッと驚くチャンスへ早変わり。1メートルにつけた。ミラクルバーディーを奪取する。

 「きょうを含め、残りは6ラウンド。最後まで集中していきたい。とても難しいことだと思う。だから、皆さんのご声援が頼りです」と、プラスアルファの力をリクエストした。ファッションモデルのような体形。きれいなお姉さんは好きですか-そんなイメージだ。日本ツアー参戦3年目で直面した初の試練。とはいえ、ピンチはチャンスだ。66のスコアが示している。

(メディア管理部・中山 亜子)

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