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2019.11.23

追悼Vを狙う森田遥 首位で最終日へ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第38戦『第38回大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会第3日が11月23日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,580ヤード/パー72)で行われた。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。大混戦となった。首位は通算15アンダーの森田遥。2位タイは通算14アンダーで勝みなみ、申ジエなど5人。通算13アンダー、7位タイから渋野日向子、鈴木愛が逆転を狙う。(天候:晴れ 気温:18.9℃ 風速:0.7m/s)

 一足飛びの大仕事が待っている。森田遥は首位で最終日へ向かう。仮に、優勝を飾れば文句なし。単独3位以上へ食い込めば、賞金シード獲得-という逆転のシナリオだ。やらなければならない。恩に報いることこそ、トッププロの矜持である。

 2018年から、ヨネックスと用具契約。11月11日、創業者の米山稔氏がなくなった。追悼の気持ちを込めて、最終戦へ挑んでいる。「スポーツ活動に触れる機会をつくることに、情熱を注がれた方とうかがいました。スポーツは世界に平和をもたらす、という精神を常におっしゃっていたそうです」と神妙な口調で背筋を伸ばした。当然だが、感謝の心は結果で表すことがいい。

 今シーズンは賞金ランキング61位と低迷。前週終了後まで、シード権喪失の大ピンチだったが一転、最大のチャンスへ変えている。「ギャラリーが多い。特別なムードがあった」という。この日、最終組でのプレーは前半から安定感十分だった。ハイライトは11番パー5。残り100ヤードの第3打を50度で直接、カップインさせた。イーグルで再び、首位へ並んだ。ところが、13番以降は出入りが激しく、「本当にもったいなかった」と反省も。しかし、首位でホールアウトした。

 「あしたも、同じようにいいプレーをしたい。ただ、それだけです」。それ以上の言葉は、いらなかった。なぜなら、「大混戦ですね。誰が勝ってもおかしくはない。18ホール、私はコースと一緒に戦います。エリエールゴルフクラブが大好きですからね」と瞳が輝いた。

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(メディア管理部・中山 亜子)

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