2013.9.4
LPGAレジェンズチャンピオンシップ supported by エリエール 2日目
神戸のジャンヌ、優勝へ王手!
2013年度LPGAレジェンズツアー公式戦 『LPGAレジェンズチャンピオンシップ supported by エリエール』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の第2日が、福島県いわき市の五浦庭園カントリークラブ(6,116ヤード/パー72)で行われた。
この日も雷雨の影響により、2度の中断を挟んで競技が行われるなか、レジェンズツアー初優勝を狙うケイジャンヌがスコアを2つ伸ばし、通算4アンダーで優勝へ王手をかけた。レジェンズツアールーキーの木村敏美と藤井かすみ、西田智慧子の3選手が1打差の2位タイ。初日首位の大金寿子と前田日出子は3打差の5位タイに後退した。(天候:雨、気温:25.2℃、風速:2.3m)
この日も雷雨の影響により、2度の中断を挟んで競技が行われるなか、レジェンズツアー初優勝を狙うケイジャンヌがスコアを2つ伸ばし、通算4アンダーで優勝へ王手をかけた。レジェンズツアールーキーの木村敏美と藤井かすみ、西田智慧子の3選手が1打差の2位タイ。初日首位の大金寿子と前田日出子は3打差の5位タイに後退した。(天候:雨、気温:25.2℃、風速:2.3m)
ひときわ目立つ青い瞳と長身が、ギャラリーの視線を釘付けにする。神戸生まれで、ドイツ人の父と日本人の母をもつケイジャンヌが首位に浮上した。初日に続き、この日は2度の中断を挟む悪天候。「パットがあまり入ってくれなかったですが、まあまあ良かったと思います。10番(パー5)は2オンしたんですが、16メートルくらいあって、結局3パット。残念でした」と悔やんだが、それでもノーボギーのラウンド。2日間安定しているというショットでピンチはほとんど無かった。
現在は月に2~3回のラウンドレッスンをする傍ら、横浜の練習場を拠点に練習を重ねる日々。満を持して挑んだ今年のレジェンズツアー開幕戦では、優勝まであと一歩まで迫るものの、最終日の後半でスコアを落として2位フィニッシュ。「あの時は自滅したので、落ち着いてできれば」と優勝へかける思いは強い。「レジェンズは懐かしい方がたくさんいて、楽しいです。目標は一つ!明日も勇気を持って、振って振って思い切り良く行きたいですね」と目指すはもちろん頂点の座。ツアー優勝の経験はまだ無いが、レジェンズの舞台で革命を起こす日はすぐそこに迫っている。
ともにツアー10勝を上げている実力者、木村敏美と藤井かすみが絶好の位置につけた。4バーディー・2ボギーの70でまわった木村は「今日はパターが入らなかったけど、最後に4メートルのフックラインが入ってくれてよかった」と最終18番でバーディーを奪い気分良くラウンドを終えた。が、連日の中断で少々お疲れ気味の様子。
「練ランから入れたら今日で4日目。4日連チャンは今年初めてだから…。明日で5日目だけど、“一番若いんでしょ”って言われるのよね(笑)。2日間アンダーパーでまわっているけど、若手代表として一日ぐらい爆発しないとね。明日はまわりとのふれあいを大切にするレジェンズの良い雰囲気と技術を見せていきたいね。一番若いけど、孫がいるからおばあちゃん頑張んないと(笑)」とレジェンズルーキーがツアーではいまだ達成出来ていない公式戦初優勝を獲りにいく。
ボギースタートだった藤井も、終わってみれば4バーディー・2ボギーの70で首位に1打差でフィニッシュした。今日は中野晶、木村とのラウンドで3人合わせてツアー29勝も上げている往年のツアーさながらのペアリング。「楽しいですね。なんか昔だったらみんなピンをさしていくようなショットを打っていたのが、今は“あーっ!”とかで、すごく落ち着きます(笑)。かえって和みますね」。
藤井も昨日、今日とアンダーパーのラウンドだが、膝の手術やリウマチなど身体の痛みが止まらない時期もあり「6~8年くらいは試合もやりたくなかったし、何をやってもダメなイメージもあった」と語る。昨年のマスターズGCレディース以来のラウンドだが「ここに来て楽しいし、やりたいと思った。低気圧で節々が痛くなったりするけど、その痛みもみんなで分かち合っています(笑)。(明日は)すごいおこがましいけど、出来れば優勝したい。でも準備していないので、気合いで何とか持っていきたいですね」とレジェンズツアー初出場初優勝に挑む。
西田智慧子 (2位タイ:-3)
「9番から11番(の3連続バーディー)はほとんどOKについた。今日はフェアウェイもグリーンもあまり外さなかったし、行ってもファーストカットぐらいだった。中断があってもギャラリーの方が残ってくれているから、いいゴルフを見せないとね。みんながいいゴルフをしてそれで優勝者が決まれば。自分は特に(優勝を)いつも狙っていくわけじゃないし、やれることはやってそれなりに頑張ります」。
大金寿子 (5位タイ:-1)
「16、17、18って全部惜しかった。3ホールで3打損した感じ。毎日は続かないね。今日は普通の人だった。ショットの内容は昨日より全然よかったし、チャンスもあったのに…。明日は今日のショットでパターを思い切って打てれば。茨城の応援団やスクールの生徒さんも来てくれているので頑張りたいですね。あとは、18ホール普通にまわれるようにお空にお願いするぐらいですかね」。
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