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2013.10.5

日本女子オープンゴルフ選手権競技 3日目

"どういう勝ち方が出来るかが大事"
宮里美香、5打差の首位で日本一へ王手

 日本ゴルフ協会(JGA)主催のLPGAツアー公式戦『日本女子オープンゴルフ選手権競技』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,800万円)の3日目が、神奈川県相模原市の相模原ゴルフクラブ 東コース(6,652ヤード/パー72)で行われた。

 単独首位からスタートした宮里美香が、3バーディー・4ボギーと1つスコアを落としたものの、2位との差を5打に広げ、2010年以来となる日本女子オープン制覇に大手をかけた。5打差の2位に菊地絵理香。6打差の3位タイには藤本麻子、申ジエ、姜秀衍(カンスーヨン)の3選手が続いている。(天候:雨、気温:19℃、風速:3.9メートル)


 「今日はティーショットが安定していない分、きつかった。それにアプローチも良くなかったです」。単独首位の位置にも反省しきりの宮里美香。序盤は少ないチャンスでバーディーを奪い後続を引き離していたが…。15、16番とアプローチが寄り切らず、連続ボギー。「しっかりパーセーブ出来た状況だったのに、悔いが残ります」と悔しさを隠せない。それもそのはず、2009年の同大会では4打リードで最終日を迎えながらも、78と崩れて涙。今日の5打差も「あってないようなもの」と慎重になるのも仕方ない。

 それでも翌年の2010年は全く同じ状況で最終日を迎え、見事6打差をつけてリベンジを果たしただけに「どういう勝ち方が出来るかも、大事になってくる」と自信ものぞかせた彼女。経験した者しかわからない、メジャータイトルの重圧。「差を広げるとかは考えない。いままでの経験を生かして、自分の中でどう越えることができるか」と2度目の女子ゴルファー日本一のタイトルに全力で挑む。


 降り続く雨とメジャー仕様のコースセッティングに大きくスコアを崩す選手が続出。そんななか、「雨は好きな方です」とこの日ベストスコアのイーブンパーをマークしたのが、菊地絵理香。「今日はイーブンパーを目標にしていました。9番はチップインでラッキーもあったし、最後のボギーはもったいないけど、良いラウンドだったと思います。雨の日はグリップを短く持つ分、飛距離は落ちるけど、テンポが早くならないように気をつけたのが良かった」と笑顔を見せた。

 ツアーでは未勝利から一転、"日本一"の称号が目前に迫ったことについては、「4打差くらいあるので、2位狙いで」と一笑したが、難コースで冴え渡るショートゲームは他の選手にとって脅威に違いない。


藤本麻子 (3位タイ:+3)
「長い一日でした。今日はタフな1日になると思っていましたので…3番が終わった時に、まだ3番なのか…と思いましたね。やっぱり難しいコンディションですので、すんなり行けないですね。そんな中でも今日は集中力を切らさずにいいゴルフが出来ました。明日もいいプレーが出来れば今後の自分につながると思います」。

申ジエ (3位タイ:+3)
「コースが長くてこの天候、少しでも気を抜いたらスコアを落としてしまうので、本当に大変な一日でした。パープレーが目標でしたし、たくさんのファンの声に支えられて最後まで頑張れました。もう少し安定したゴルフで最終日を攻略したいです」。

大山志保 (7位タイ:+4)
「今日はパッティングが悪かったです。雨が降って濡れているので、ちょっと強めに入っちゃいました。ショットは昨日よりはマシでした。パッティングのストロークも良くなりつつあるので、少しでも上に行ければいいですね」。

横峯さくら (9位タイ:+5)
「全然フェアウェイにいきませんでした。昨日までも良くなかったけど、今日は特にひどくて我慢することができませんでした。明日までに修正したいです」。

森田理香子 (12位タイ:+6)
「出だしは良かったんですけど、アプローチが上手くいかなくて。それでも最後はパッティングが入ってくれたので、明日につながるかなと思います。まだまだ諦めるのは早いと思いますので頑張っていきたいです」。

アマチュア 松原由美 (16位タイ:+7)
「前半はボギーが先行しましたが、この天候の中よく耐えられたと思います。後半は4パットもあったし、最後は連続ボギーで悔しいですね。ローアマについてはほとんど考えていません。一打一打集中して自分のベストを尽くすだけです」。

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