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2013.10.18

富士通レディース 1日目

“前よりも、度胸は座っています”
ツアー初Vを狙う井芹美保子が首位発進

 2013年度LPGAツアー第30戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の第1日が、千葉県千葉市の東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,635ヤード/パー72)で開催され、5アンダーで井芹美保子と馬場ゆかりが首位に立った。1打差の3位タイに笠りつ子、吉田弓美子、藤本麻子の3選手が続いている。(天候:曇り、気温:21.0℃、風速:4メートル)


 3連続バーディー発進の勢いそのままに、首位に立った井芹美保子。「今までパットが入らず苦しんでいましたけど、今日は入ってくれました。90点くらいですかね」とロケットスタートに笑顔がこぼれた。これまではパッティングでストロークを意識するあまり、「きれいにヘッドを引こうとか、まっすぐ打とうとか考えすぎていました。今日はリズムだけを意識しました」。この日は“構えて1、上げて2、下ろして3”と、頭のなかで数えながらストローク。これが効果てきめんで、7バーディーを量産した。

 現在賞金ランキングは51位で、上位50名(永久シードを除く)に与えられる来年のシード権獲得へ、まさに崖っぷち。それでも「今までもシードギリギリでこの試合を迎えたこともあるので。ショットも安定しているし、前よりも度胸は座っていると思います」と焦りはない。「春先はショットがうまく行かなくて飛距離も落ちましたけど、ここ2ヶ月くらいは戻ってきました。シードを目指すというより、優勝を狙うほうが成績も伸びるんじゃないかと思います。これまで思ったとおりにはいっていないですけど、地元(熊本)にも良い報告ができれば」。去年、一昨年とトップ10に入っている相性の良い大会で、シード権はおろか、ツアー初優勝をも視野に入れ、残り2日間の戦いに挑む。


 そして今年3月以来の首位発進となった馬場ゆかり。序盤で4連続バーディーを奪ったあとは我慢のゴルフが続いたが、「今日はツキもあったと思います」と言うように、ことごとくピンチを凌ぐ。最終パー4でも3打目を60ヤード残したが、これを1メートルに寄せてパー。「こんなにバーディーを取ったのは久しぶり。でももうちょっとティーショットが良かったら、もっと無難なゴルフが出来たのに。今年中に早く1勝したいですし、チャンスといえばチャンス。そのためにもきちんとコースマネジメントしていきたいです」と気を引き締めた。

笠りつ子(3位タイ:-4)
「今日はバーディーとボギーの多い、出入りの激しい1日でした。でも18番はセカンドでバンカーに入ってパーを取れたので嬉しいです。試合も残り僅かなので、焦らずいい方向に持って行きたいです。明日からもやはりバーディーを取っていかないと勝てないと思います」。

吉田弓美子(3位タイ:-4)
「今日は体調が悪くて出だしもボギーだったので、イーブンくらいで回れたらと思っていました。パッティングもよく、ピンチもアプローチとパッティングでしのげたと思います。とにかくショットは上々なので、チャンスが巡ってきたらもう1勝という思いは凄く強いです」。

藤本麻子(3位タイ:-4)
「ショットが良かったです。パッティングもいい感じなので、気楽にセカンドショットが打てますね。フェアウェイもほとんど外してないです。明日明後日へ向けていいスタートが切れたと思います。今日は今日で気持ちを切り替えて、明日の18ホール頑張って行きたいと思います」。

中山三奈 (6位タイ:-3)
「ショットが良かったです。怪我をして2週間休んだのですが、そのおかげかリズムが良くなってきて、最近ショットの調子がいいです。痛みは少しありますが、もう大丈夫です。今年の目標は優勝することなので、それはあきらめないでやっていきます」。

森田理香子 (21位タイ:イーブン)
「全体的には悪くなかったですが、入れたい気持ちが強すぎてパットが入りませんでした。チャンスで入れていけると上に来るので、一つずつバーディーを重ねていきたいです。残り7試合でいいところにいると思いますので、一つ一つ優勝を目指してやりたいですね」。

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