1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ニチレイレディス 2日目

2014.6.21

ニチレイレディス 2日目

足跡~後輩へのメッセージ~
申ジエが4年ぶりの優勝に王手!

 2014年度LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の2日目が、千葉県千葉市の袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,584ヤード/パー72)で開催された。

 首位タイでスタートした申ジエ(韓国)が、この日のベストスコアとなる65で回り、単独首位トップに立った。4打差の2位タイには、リエスド(韓国)と初優勝を狙う藤田光里の2人、5打差の4位には上田桃子が続いている。上田は、不動裕理、大山志保と同組となり、“元賞金女王”の3人が同組となった。(天候:曇り、気温:24.9℃、風速:4.7メートル)

 「今日一緒に回ったパーティの中では自分が一番年上だったので、自分のプレーが良い影響を与えることができれば嬉しい」。申ジエはホールアウト後、こう語った。今日一緒に回ったのは、山城奈々と福田真未。山城は今年初めてTPD単年登録をした20歳。福田は、入会3年目の22歳。将来が期待される2人だ。年長者としての自覚ももちろんあるが、それだけではない。そこには申ジエの日本ツアーに対する愛情が詰まっていた。

 昨年まではアメリカツアーを主戦場にしていた。しかし、近年、背中や手などのケガに悩まされたこともあり、体の負担を減らすために移動時間が比較的短い日本に腰を据えて戦うことを決意した。決意の背景には、「食」も大きかった。毎朝、納豆と梅干しを食べるほどの日本食好き。ツアー先では、ご当地の名物を食べ歩くと言う。今日も、記者団に「千葉の名物は何ですか」と聞いていたほど…。

 

 初の日本ツアーフル参戦となった今季。「日本に再び来てから、知らない選手も増えた」と語るように、申ジエがアメリカで活躍している間に日本ツアーでは若手が台頭。毎年のように“新規参入”が続いている。若い力がみなぎっている現在の日本ツアーだからこそ、自分がアメリカツアーで残した13勝と賞金女王という足跡を残したかった。日本ツアーをさらに盛り上げるために-。「自分のプレーが良い影響を与えることができれば…」は、そんな気持ちが込められた後輩へのメッセージだった。申ジエは、明日、若手プレーヤーにどんなメッセージを残すのだろう。優勝争いだけでなく、申ジエのプレーにも注目だ。


藤田光里 (2位タイ:-6)

「ショットはそんなについている感じはしませんでしたが、パットが入ってくれました。最近はカップをオーバーさせることを課題にして、今日も意識しました。ショートしたのは1回くらいです。(1年前と変わった点は?)プロテスト2次を受けていたので、もうクラブを握るのが怖いくらいでした。離れたいときもありましたが、それに比べれば今は練習をしたいです。明日はパットより、ショットで近くに寄せられたらいいなと思っています」。

リエスド (2位タイ:-6)
「ショットもパットも調子がよく、良いプレーが出来ました。明日も頑張ります。優勝は最終日に良いプレーをしてスコアを出せた選手に微笑むものだと思っています。4打差まではいけるかなと思っています。明日は周りのことではなく、自分のプレーに集中してやりたいと思います。」。

上田桃子 (4位タイ:-5)
「いいところで回れているので、(申)ジエのスコアが10(アンダー)か9(アンダー)変わらなければ、追いついていかないといけない。前半からバーディーを獲っていい滑り出しを切りたいです。自分の中ではいいショットを打てています。フェアウェイをキープできればバーデイーチャンスにつけられる。グリーンが広くないので、乗ればチャンス。今日はパー3で全部乗せられているので、それが1日を物語っています」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索