最終プロテスト　1日目

新海美優が6アンダーで単独首位発進

　岐阜県のベルフラワーカントリー倶楽部で実施された、2014年度LPGA最終プロテスト（3日間）の第1日は新海美優が5連続バーディーを含む6バーディー・ノーボギーの66で、首位に立った。1打差の2位には、植田希実子。2打差の3位には堀琴音が続いている。（天候：晴れ、気温：31.2℃、風速：4.8m）

　3日間・54ホールを終えて、上位20位タイまでの者がプロテスト合格者となり、合格後2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。またトップ合格者には、『meijiカップ』からのLPGAツアー出場権（日本女子オープン、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く）が与えられる。

　3日間・54ホールを終えて、上位20位タイまでの者がプロテスト合格者となり、合格後2年以内に行われるLPGAステップ・アップ・ツアーへの出場権が与えられる。またトップ合格者には、『meijiカップ』からのLPGAツアー出場権（日本女子オープン、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く）が与えられる。

新海美優 （1位：-6）
「（ショットが良かった？）こっちに来てから、ずっとアンダーが出ていて、ショットがいい感じだったので。（5連続バーディーは）無かったと思います。バーディーパットはだいたい1～1.5mぐらいでした。16番バンカーからチップインはラインも良かったし、（バーディーが）連続していたので、入るかなと思っていたら、入りました（笑）。後半は耐えて耐えてです。母校の大分高校が甲子園出場を決めたので刺激になりました。自分の母校なのですごく嬉しいです。（最終プロテストに臨むにあたって）2次予選はグチャグチャだったので、ここに来るのがやっとだったので、スイングも一からやり直して来ました。同年代の堀や柏原の活躍には負けたくないって気持ちはあります。一緒にやってきた子たちが上にいって、焦りもありました。（トップ合格も狙える位置ですが）調子が良くなかったので、イーブンを目標に頑張ろうと思っています」。

植田希実子 （2位：-5）
「（今日は何が良かった？）10番ホールで12mのパーパットが入った。それが大きかったです。このコースはプロテスト（予選）やQTで回っているので、形状がわかっている。狙っているとおりに打てました。気持よくできました。先週のセンチュリー21レディスに出場して一打をちゃんとしないとと思いました。マネジメントミスがあったので、今週はそういうミスをしないようにしました。ずっと伸び悩んでいたので、環境を変えました。葛城GCからスリーハンドレッドクラブに移りました。ショットの球質が良くなったし、飛距離が伸びました。気持ちよく振れるようになりました。（67は）ベストスコアです。今までは68でした。67を出せとコーチに言われました。（大学出身ですよね？）人からすれば4年ロスしているかもしれませんが、大学を出てからプロになりたいと思っていました。頭脳で勝ちたいです（笑）」。

堀琴音 （3位：-4）
「（今日のプレーは？）良かったなと思います。思ったよりスタートから緊張しないで、すごく落ち着いてプレーできたなと。普通に出来たのが今日は良かったです。思ったよりリラックスできました。後半ちょっとだけ風が出てきて、縦の距離が合わなくなってきましたが…。ステップ（ABCレディース）を勝ったのは大きいです。良い自信になって、良い流れで来れたかなと。（目標はトップ合格？）やっぱりトップ合格って難しいと思うので、コースとの相性もあるし、運もあると思いますし…。トップ合格を目指してはいますが。あと2日あるので、何があるか分からないのでありえないことも起こる可能性がありますし、焦らず対応出来ればと思います」。

柏原明日架 （9位タイ：-1）
「（後半が…）残念です。悔しいです。後半は風が読みにくかった。ファーストパットが寄らなかった。パッティングが戻れば、あと2～3個はバーディーが来てたました。10m以内のバーディーパットが決めきれなかった。アウトが好きなので、アウトで稼ぎたかったのに…。（緊張感はあった？）緊張した中で回るだろうと想像していたのでイメージ通りでした。精神面でコントロールしようと決めていました。イーブンに戻っても冷静でした。リズムが崩れなかった。一つの成長です。前は、スコアが悪いと焦ってしまっていました。18ホールの組み立てがうまくなった。18ホールでまとめることができているのが成長。（トップ合格は？）意識はあります」。