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2014.8.8

meiji カップ 1日目

きっかけはあの人!? パッティング復調気配の佐伯三貴が首位発進

 2014年度LPGAツアー第21戦『meiji カップ』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の1日目が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ 島松コース(6,473ヤード/パー72)で開催された。

 大会初日は、佐伯三貴とテレサ・ルーがともに5アンダーの67をマークし首位に並んだ。1打差の3位タイには不動裕理、上田桃子、鬼澤信子の3名、2打差の6位タイには酒井美紀、笠りつ子ら5名が続いている。プロテストトップ合格の山田成美は、5オーバーの91位タイと出遅れた。(天候:曇り、気温:24.9℃、風速:2.0メートル)


 後半に折り返したLPGAツアー。藤田光里などの新興勢力の台頭と対照的に、シード常連組の苦戦も目立つシーズンとなっているが、その筆頭にあがるのが、昨年賞金ランク6位の佐伯三貴だろう。例年春先にシードを確定させるのを己の必勝パターンとしているが、今季は現在賞金ランク41位と当確ランプを灯せずにいる。

 その原因がパッティングにあるのは、数字を見れば明らか。2007年から昨年まで、一番悪いシーズンでも11位だった平均パット数ランキングが47位に沈んでいるのだ。「スランプとは思っていないです。こういうのも長い人生ではあるだろうし、勉強させてもらっている感じです」と本人は悲観的に捉えてはいないが、"パットイズマネー"の格言が如実に結果に表れる前半戦となった。

 そんな佐伯にパッティングのヒントを与えるものがあったという。それは世界最高峰の戦いに挑んでいる大学の後輩の姿だった。「全英を見ていて松山君のパットを真似してみようと思ったんです。前傾して沈む感じを真似してみました」。

 かくして松山スタイルで臨んだ大会初日、15番で18メートルのロングパットを沈めたのを筆頭にパッティングを次々に沈め、「チャンスはほぼ決まってくれました。嫌なパーパットも入ってくれましたし、久しぶりにスカッとするゴルフが出来ましたね」と最高の滑り出しを決めてみせた。

 ヒントをくれたかわいい後輩に対しては「ありがとうのメールをしたいと思います。でも今日一日なので、もうちょっと経ってからにします」と語ったが、それはもちろん2日後の最高の結果を想定しているからだろう。


テレサ・ルー (1位タイ:-5)
「今日はすごくショットが良かったです。18ホール全部パーオン。たくさんバーディーチャンスが作れました。もし、パターが入っていればもっとスコアを伸ばせたと思います。後半はパターが入りませんでした。(残り2日間)今日と同じ感じで頑張りたいです」。


上田 桃子 (3位タイ:-4)
「今年はウェッジショットの練習を入念にやっているので、距離感もしっかりコントロール出来てると思います。今年の前半戦はパー5で3打目をいい位置で打てないことが多くて、ロングでバーディーが取れない前半戦でした。今はいいところから3打目を打てているので、ずっとウェッジを練習している成果がここ最近は出ている感じがします。今年は優勝出来たらラッキーと思っていますけど、来年に向けての土台をしっかり作る後半戦にしたいと思っています」。

不動 裕理 (3位タイ:-4)
「前半アンダーで回れて、コースをつかめば大丈夫かなと思ってやっていたら、うまくいきました。今日は大きな事故もなく、キャディさんとラインの読みもほとんど合っていて助けられました。最近の私のゴルフは何が起きるかわからないので、明日は落ち着いて頑張ります」。

鬼澤 信子 (3位タイ:-4)
「(3番のイーグルは)セカンド残り148ヤードを6番アイアン。打った瞬間糸を引いて見えました。(北海道は)涼しくて気持ちいいですね。ベント芝が好きなのでイメージはいいです。1日通して気持ちよく回れました。明日は自分のゴルフをするだけです」。

藤田 光里 (11位タイ:-2)
「朝イチで10メートルくらいの長いパットが入って、バタバタしていましたけど、2アンダーで上がってくることが出来て良かったです。いつもついてくれるギャラリーの方もいましたし、地元(北海道)の方も来てくれて、拍手も多く頂けました。初日をアンダーで回る目標はクリア出来たので、明日もスコアを伸ばせるゴルフがしたいです」。

森田 理香子 (26位タイ:-1)
「今日は短いパットを外すことが多かったです。ラインが難しかったですね。ショットは悪くないんで、パットが入ったら違ったかもしれません。(北海道は)あまり成績が良くないので苦手なんですかね。でも洋芝は好きだし、距離感さえ合えばいい結果が出ると思います」。

横峯 さくら (26位タイ:-1)
「1番ホールでいいバーディーを取ることが出来て、いいスタートを切れたんですけど、2番ホールでボギーを打ってしまい流れを止めてしまいました。パットのフィーリングは悪くないんですけど、もう少し打つことが出来れば良かったですね。明日はもう少しオーバーするつもりで打ちたいと思います」。

柏原 明日架 (53位タイ:+1)
「前半は順調でした。後半、いきなりミスのような感じでボギーを打ってしまって、それから気持ちを立て直すことが出来ず、だらだらボギーを続けてしまったかな。(緊張は)していなくて、朝もいい流れで出来きました。前半はピンを指すようなショットばかりでしたけど、後半は全く違うゴルフになってしまいました。やっぱりゴルフは難しいですね」。

堀 琴音 (53位タイ:+1)
「ちょっとずつかみ合わなかったです。苦しいというかもう一歩でした。(緊張は?)なかったんですけど、いきなり左に引っ掛けたので緊張していたのかな。それでもラウンドをこなしていって、14番くらいからいいゴルフになってきました。ショットは良くなってきたんですけど、パットのタッチが合わなかったので、練習して明日は良くなればと思います」。

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