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2014.8.16

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目

ムービングサタデー
イボミが16人抜きで一気に単独首位へ。今季3勝目に王手をかける。

 2014年度LPGAツアー第22戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の2日目が、長野県の軽井沢72ゴルフ 北コース(6,555ヤード/パー72)で開催された。

 雷雨のため3時間の中断を挟んで行われた2日目。イボミ(韓国)がこの日、自己ベストタイの64を出し、11アンダーで前日の17位タイから一気に単独首位に躍り出た。2打差の2位タイには、大山志保、吉田弓美子、3番ホールでホールインワンを出した金田久美子の3名、3打差の5位タイグループには、この日自己ベストの64で回った木戸愛、前日首位の金ナリ(韓国)を含め7名が続いている。(天候:曇り時々雨、気温:23.4℃、風速:1.1メートル)


 イボミがこの日、自己ベストタイの64で回り、前日の17位タイから一気に首位に躍り出た。イの勢いが止まらない。最近の5試合では、優勝1回、トップテン3回と好調をキープ。今大会に優勝すれば、アンソンジュを抜いて賞金ランキングトップに立つ。今季の目標である賞金女王にまた一歩近づく。

 徐々にエンジンをかけるのがイの真骨頂。今季初優勝を飾った『ほけんの窓口レディース』では、初日33位タイ。2勝目の『センチュリー21レディス』では、初日9位タイからの逆転優勝。今大会も初日は17位タイと出遅れたが、2日目を終わってみれば2位に2打差をつけての単独首位。優勝のシナリオはできあがった。「ショットもパッティングも良かった」と言う今のイに死角は全く見当たらない。イの今季3勝目は、目前に迫っている。


 金田久美子が優勝圏内に急浮上した。きっかけは3番ホールでのホールインワン。183yを5番アイアンで打ち、見事カップイン。ツアーでは2010年の『中京テレビ・ブリヂストンレディス』以来、自身2度目のエースだった。その後、後半の3連続バーディーを含め66で回り、前日の17位タイから一気に順位を上げた。

 今シーズンは思うような結果を出せていない。金田はその原因を「新しいことにチャレンジしたから」と語る。オフにアプローチの打ち方を変えようと試みたが、なかなか自分の物にできなかった。開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』直前まで試行錯誤を繰り返したが、結局断念した。元の打ち方に戻そうとしたものの、本来の打ち方を忘れてしまったと言う。一度狂った感覚はすぐには取り戻せず、それが原因で低迷が続いた。しかし、最近になってようやく感覚を取り戻してきたと言う。

 今日の最終ホール、2打目はグリーンを外したものの3打目のアプローチで見事ピンそばに寄せOKパー。「自信を持って打てた」と、アプローチは完全復活した。 2011年の『フジサンケイレディス』から遠ざかっている優勝が視界に入っているが、「だいぶ前のことだから、戦い方を忘れちゃった」といかにも金田らしいコメント。今週は、誕生日にホールインワンとお祝いごとが続いている。次のお祝いごと-。それは、優勝だ。

大山 志保 (2位タイ:-9)
「長かったです。昨日よりショットがよく、パッティングもここってところを決められたので、全体的によかったです。(2打差は)あんまり意識せずやりたいな。ショットのフィーリングが良くなってきたし。最終組でプレッシャーもかかると思うし、その中でどういうスイングができるか。アプローチもいいし、楽しみです」。

吉田 弓美子 (2位タイ:-9)
「今季調子が良い方たちが上にいらっしゃるんですけど、臆することなく、夏は私の時期と自分自身に言い聞かせて。今日もコースに助けられたけど、明日もコースに一礼して、とにかく最後まで良いゴルフが出来ればと思います。(初優勝はプレーオフで)今度はしっかりと18番でお先に決めて、そういう経験をしたことがないので、是非チャレンジして、しっかり伸ばしていけるように」。

笠 りつ子 (5位タイ:-8)
「今日はパットが入ってくれました。昨日はあとちょっとのタッチで入らなかったんですけど、今日はかみ合ったので。(バーディー合戦になりそうで)勢いよく行きたいなと、淡々と。2日間良いリズムでできているので。(修正点は)ドライバーで後半出球が良くなかったので、スタンスとしっかり振りぬくことです」。

山本 薫里 (5位タイ:-8)
「良かったです。ショットもパットも。昨日は前半パットが入らなかったんですけど、今日は入ってくれたので。今の課題が“昨日の自分に負けない”と決めていて、特に気持ちの面で負けないようにと。できる、できないにしろ、明日は今日の自分に負けないプレーができるように頑張ります」。

木戸 愛 (5位タイ:-8)
「昨日は伸ばすことが出来なかったんですけど、今日自信をもっていこうと思いっきりチャレンジ出来てよかったです。練習日、プロアマ、初日とよくて、初日の最後だけやってしまっただけで、いい流れではありました。(明日は)焦らず落ち着いて、最後の最後まで貫きたいな。ここのところ言い流れなので、自信をもってコースにチャレンジするのみ」。

山城 奈々 (5位タイ:-8)
「前半、林に何回も入っちゃって、どうなるんだろうと思ったけど、アイアンは自信があったんで、ティーショットをコース内におさめておけば何とかなると思っていました。そしたら、バーディーが4つ来て。後半はパットが入らなかったです。今日は目標がアンダーだったのでクリア出来て良かったです。(明日は)パットを修正して思いっきり攻めてスコアを伸ばしていきたいです」。

原 江里菜 (23位タイ:-5)
「途中、中断が入ったけど、それまでの流れが良くなかったので、逆に良い休憩ができました。今日はショットがすごく良かったので、気持ちに余裕はあったけど、パッティングが決まらなかったので、苦しかったですね。明日はとにかく上だけを見て、スコアを一つでも伸ばせるように頑張ります」。

福嶋 晃子 (33位タイ:-4)
「目標がクリアできたので、嬉しいです。予選を通るのが目標だったので。(明日から)目標がないんですけど(笑)。最後だから楽しんで。来週もあるし、なにか良くなれば」。


 この大会では、1番ティグランドで各選手のショット映像を撮影、「FlightScope Tournament System」により計測したショットデータと映像を併せてお楽しみいただけます。

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