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2014.8.22

CAT Ladies 1日目

"勝ちたい試合"に挑む森田理香子 単独首位発進

 2014年度LPGAツアー第23戦『CAT Ladies』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会1日目が、神奈川県足柄下郡箱根町の大箱根カントリークラブ(6,701ヤード/パー73)で開催された。

 森田理香子が7バーディー・1ボギーの67をマークし、6アンダーで単独首位スタート。2打差の2位には山本薫里が続いた。3アンダー3位タイには上田桃子、イボミ、フェービー・ヤオの3名が並んでいる。ディフェンディングチャンピオンのアンソンジュは1アンダーの8位タイにつけた。(天候:晴れ、気温:27.1℃、風速:3.5メートル)


 約3か月ぶりとなる首位発進を決め、賞金女王となった昨年は指定席となっていた共同インタビューの席に久しぶりに着いた森田理香子は、はにかみながらこの日の最終ホールを振り返った。

 「めっちゃキレイにダルマしました」。そう語ったのは18番パー5でグリーンを狙った3打目のアプローチ。ラフに浮いていたボールの下をクラブヘッドが綺麗にくぐり、ボールがほとんど前に飛ばないミスショット。これによりこの日続けていたノーボギーも残念ながら途切れてしまったが、それでも2位に2打差をつける単独での首位発進。「あれが無ければ?」という質問にも「あれがあったとしても良かったです。久しぶりにたくさんバーディーが取れたし、最後のアプローチも悪かったわけじゃないので」と余裕の笑顔が受け流せるほど、内容にも満足できるこの日のラウンドだった。

 「ここは色々思い出があるので勝ちたいですね」。普段あまり感情や欲を口に出さない森田が、珍しく勝利への思いを言葉にした。「色々ある思い出」その中でも一際色濃く残っているのは2011年の記憶だという。

 「3年前が一番悔しいですね。16番とか意地でも右に打ちたくないと思いますよね」。有村智恵との一騎打ちとなった最終日。単独首位となって迎えた16番でティーショットを右に曲げこのホールをボギーとし、優勝を逃した苦い思い出が脳裏に焼き付いている。あれから3年。幾度となく経験した優勝争いと優勝、そして昨年の賞金女王。プロゴルファー森田理香子は、確実に3年前より成長を遂げている。

 「明日、明後日気を抜かないでやっていきたい」。自身の成長を証明するために、そして「色々ある思い出」に新たな1ページを刻むためにも「勝ちたい試合」。全力で取りに行く。


山本 薫里 (2位:-4)
「この風の中ショットが良くて、チャンスに付いたパットも入ってくれたので。大箱根は得意じゃなくて予選落ちが多かったけど、今日は上手に出来ました。ラインも読めてました。(グリーンは)見た目と転がりが合わない印象。目が強いんでしょうか。目と傾斜が逆のときは、止まり際に目のほうが効くと思ってやってます。(現在の獲得賞金は約700万円、目標は?)とりあえず1,000万です。そしたらセカンドQT(の免除資格)は大丈夫かと思うので、まずはそこを目指してます」。

上田 桃子 (3位タイ:-3)
「今日はすごく良いパッティングが決まってくれたのもあり、11番で3メートルのバーディーパットから3パットでボギーにしてしまったのもあり… 良いところも悪いところもパッティング。ここ数ヶ月、結果にこだわらず今を精一杯やろうと試行錯誤してきて、その上で最後まで攻め抜こうとしたのが16、17番のバーディーにつながったし、ボギーは多かったけど自分らしいゴルフが出来たかなと思います。これからは結果にこだわりたいし、今週はいい位置にいるので、しっかり結果を目指したいです」。

イ ボミ (3位タイ:-3)
「(26歳になって初ラウンドでバーディー発進)今日はイーグルも取れたし、26歳のプレゼントですね。今日はグリーンも早いし風も強かったけど、イーグルが取れたのがすごく大きかったです。今年はウェッジの調子がいいのでイーグルチャンスはいくつかあったけど、中々入らなかったので、今日は本当にプレゼントです。(明日以降)ショットの調子はいいので、優勝目指して頑張ります」。

フェービー・ヤオ (3位タイ:-3)
「今日、この風のなかでスコアが出たので自信になりました。風は強かったけど、自分が打つ時は止まったような気がします。(初優勝した)フジサンケイのときも風が強かったので、同じような感覚でやりました。今年はトップ3入りを3回するのが目標。今2つなので、あと1回はやりたいです」。

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