1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. CAT Ladies 2日目

2014.8.23

CAT Ladies 2日目

森田理香子が自身初の完全優勝に王手

 2014年度LPGAツアー第23戦『CAT Ladies』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、神奈川県足柄下郡箱根町の大箱根カントリークラブ(6,701ヤード/パー73)で開催された。

 単独首位からスタートした森田理香子がこの日も2つスコアを伸ばし、通算8アンダーでトップをキープ。今季2勝目に王手をかけた。3打差の2位には上田桃子、4打差の3位タイにはイボミ、渡邉彩香、山本薫里の3名が続いている。(天候:雨、気温:20.7℃、風速:0.2メートル)


 どんよりとした曇り空のもと始まった大会2日目は、最終組がスタートする頃には強い雨と風が選手に吹き付ける荒れ模様の天候となった。単独首位でこの日を迎えた森田理香子は「こんなに降るとは思ってなくて。傘も折れちゃうぐらいの風でした」とスタート時の状況を証言した。

 「とりあえず我慢して1ホール1ホールやっていこう」。そう慎重に1番ホールのティーショットを打っていった森田は、しかしあっさりとバーディー発進を決めてみせる。続く2番もバーディーとし後続との差を広げると、その後もしっかりとスコアをまとめ、「昨日よりは良くなかったけど、天気が悪い中でバーディーも取れているし、悪いゴルフではなかったです」と本人も満足の内容で、単独首位の座をしっかり守ってみせた。

 「それが今の目標です」。賞金女王の目標、それは"完全優勝"だという。「他の選手で完全優勝している人もいますし、カッコイイなと思います。私もそういうゴルフをしたい」と目を輝かせる。過去7勝を挙げているが、その中でもちろん完全優勝はまだ無い。「明日は緊張すると思いますが、自分がバーディーをいっぱい取れば必ず優勝出来ると信じてやりたい。完全優勝をやってみたいです」と最終日への決意を語った。

 ちなみに森田が完全優勝に王手をかけながら、最終日に涙を呑んだのは過去2回。その中でもっとも完全優勝に近づいたのは2位タイに終わった2012年のこの大会。「ここには色々な思い出があります」と語った"勝ちたい試合"。勝たなければいけない理由は全て揃った。


上田 桃子 (2位:-5)
「今日は調子のいい悪いは関係なく、いかに自分のイメージを強く持ってやれるかだったので、笑っちゃうくらい雨風が強かったけど、こういうのをイヤと思わないでプレーしようという心の余裕もあったし、自信を持って最後までやり抜くことが出来た。全体的にリズムよく出来たと思います。(明日は)勝ちに行くというより、勝てると思って最後までゴルフしたいですし、最後まで攻める気持ちをもってやりたいです」。

イ ボミ (3位タイ:-4)
「今日は1、2番の時に雨風がすごくて、パーを取るのも難しいと思ったけど、7番くらいから雨が止んだのでトライしようと思ってやってきました。昨日よりショットの調子は良くなかったけど、パッティングが良かったのでアンダーで回れたと思います。先週優勝出来たので、気持ち的には明日もアンダーで回れたら満足です」。

山本 薫里 (3位タイ:-4)
「雨風からのスタートだったので、これが一日続いたら楽しくなるなと。荒天のほうがワクワクするので。でも、止んでくれて安心しました。最終組の割に頑張れました。(荒天のほうが好き?)"罰ゲームか!"とか言いながら回ってたんですけど、集中力というか、いらん事考えなくていいというか…。明日はいつもどおりのことを出来ればいいなと思います。変わったことをするでもなく、ちょっとでも上に」。

渡邉 彩香 (3位タイ:-4)
「午前中、あの雨の中でイーブンで耐えられたので、後半は(スコアが)伸ばせて良かったです。(好位置で最終日を迎える)昨日、森田さんと同じ組で回って、ショットのミスがなくて調子良さそうだったので、この差(4打差)は大きいと思います。でも今日この天気の中で伸ばせたので、明日は頑張って追いかけたいです」。

アン ソンジュ (8位タイ:イーブンパー)
「スタートから大変な天候だったので、今日は攻撃的なプレーではなく、パープレーでいいかなと思いながら回ってました。(17ラウンド連続アンダーパーの記録が今日で途切れたが)知らなかったです。全然気づかなかったですけど、今日は自分のプレーが出来なくて残念でした。またチャンスはあるので、また一から頑張っていくだけです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索