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2014.11.1

樋口久子 森永レディス 2日目

李知姫が首位を堅守 1打差で上田桃子と表純子が追う

 2014年度LPGAツアー第33戦『樋口久子 森永レディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の2日目が、千葉県市原市の森永高滝カントリー倶楽部(6,652ヤード/パー72)で行われた。

 初日首位の李知姫がこの日も4バーディー・2ボギーとスコアを伸ばし、通算8アンダーで単独首位をキープ。2年ぶり優勝に王手をかけた。1打差の2位タイには上田桃子と表純子、2打差の4位にはイボミがつけている。大会ホステスプロの宮里美香と木戸愛は揃ってスコアを伸ばし、ともに通算4アンダーの8位タイに浮上した。(天気:雨、気温:17.6℃、風速:2.0メートル)


 「ショットの調子がすごく良い」と前日に語った通り、李知姫はこの日も出だしの1番でセカンドショットをピンにピタリと絡める。これを難なく沈めバーディー発進とすると、前半は危なげないゴルフで4バーディー・ノーボギーとし、10アンダーまでスコアを伸ばした。そのまま一人旅の雰囲気も漂い出したが、「10番からひどくなりました」と一気に強まった雨脚に、その精密機械のようなリズムが狂ったか「後半になってショットが乱れてきて…」とバックナインはノーバーディー、2ボギーの我慢のゴルフに。それでもしっかりと単独での首位の座を守り、3週前の『スタンレーレディス』に引き続き最終組から決勝ラウンドを迎えることとなった。

 その前回は独走状態からまさかの逆転負け。ホールアウト後は「久しぶりに優勝争いが出来て、これから良いイメージで残りの試合に臨めます」と気丈に前を向いたが、実は「本当に悔しくて悔しくて、寝られなかった」という。「明日はすごく強い気持ちでいきたい。調子が悪くても絶対優勝を狙っていきます」。普段はクールなこの人が、珍しくホットに燃えている。


 上田桃子にスイッチが入ったのは3番だった。「スコアボードを見たらみんな伸ばしていたので、攻めていかないといけないなと思いました」。戦闘モードに入ると、すぐさま4番から3連続バーディーを奪い、首位を追走。李知姫同様、午後から本降りとなった雨には「後半はショットがひどかったので、恥ずかしいゴルフでした」と苦しめられたが、最終18番は「5ホールぶりぐらいに良いショットが打てて、最後入れたいなと思っていたら何とか入ってくれました」と気持ちでバーディーフィニッシュ。首位と1打差の絶好の位置から、最終日の戦いに挑むこととなった。

 今週は風邪を引いて体調が良くないという上田。「明日、優勝は目指して頑張りますが、自分にあまり期待しないように」とやや控えめに抱負を語ったが、今季2勝目に向けて、周囲の期待はいやが上にも高まるだろう。前週は単独3位でのフィニッシュと、調子は着実に上向いている。明日は見事、期待に応える事が出来るか。


表 純子 (2位タイ:-7)
「前半はショットが良くてチャンスに付いてたけど、後半はパッティングに助けられました。明日は自分の出来る限りバーディーを取りたい。ボギーは出るので。先週、岡本(綾子)さんに"ショットは完璧だね"と言われたので自信になってるし、パットが入りだすと結構いいスコアになると思います。最終戦出たいので、頑張ります」。

イ ボミ (4位:-6)
「(今日の出来は)120パーセントじゃないですかね。大雨になってから集中できました。13番から降りだして、14番から大雨でした。優勝は…難しいと思います。この雨の中にしては思ったより良かったので、明日はパットが入ってくれたらいいと思います」。

馬場 ゆかり (5位タイ:-5)
「昨日はショットが良かったけどバーディーが取れなくて、今日はその分取れました。7番(ティーショットをOB)をボギーでしのげたのが大きかったですね。寄れば十分というパットが入ってくれたので。(今季残り試合の目標は…)シードはほぼ大丈夫だと思うので、勝つしかないかな。来年のためにいい流れを作り直していきたいっていうのが大きいです。優勝に手が届くように」。

吉田 弓美子 (5位タイ:-5)
「ピンチだらけでした。特に後半は雨が降ってきて、ショットの感覚があまり合わなくてグリーンを外して、アプローチで寄せて、パッティングでしのいで…と。アプローチで寄せ切れて、ノーボギーで回れたのは明日につながるかなと。残り試合で一つでも勝ちたいと思ってやってきたので、差は開いてしまってるけど、上を目指してやりたいと思います」。

菊地 絵理香 (5位タイ:-5)
「昨日に引き続きアイアンは良かったし、ドライバーも良かったのでストレスなく回れました。あまり厳しいパーパットもなく、後半は雨が降ってきてドタバタしたけど、最後の3ホールでいいゴルフ出来たので、明日につながるかなと思います」。

宮里 美香 (8位タイ:-4)
「昨日よりショットは良かったし、バーディーチャンスも作ったので、イメージ良く回れたんじゃないかと思います。雨のプレーは久々だったけど、そんなに影響は無かったです。昨日と比べて2、3番手違うので、番手だけですね。もっと伸ばせたと思うけど、60台で回れたので良かったと思います」。

木戸 愛 (8位タイ:-4)
「昨日のラウンド後の練習でパッティングをやったんですけど、昨日はショートしてたので、思いっきりカップをオーバーするパットをしたいと。その練習のおかげで今日の前半はいくつか取れたので、それがスコアにつながったと思います。気合入れて、強い気持ちでチャレンジしたのが良かったと思います」。

藤本 麻子 (28位タイ:イーブンパー) ※8番ホールでホールインワン達成
「真っ直ぐ飛んで、手前1ヤードくらいでワンバウンドして、コロコロと…。手応えは良かったです、メッチャ真っすぐ行ったので。ただ、まさか入るとは…(笑)」。

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