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2014.11.15

伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目

ツアー2勝目を狙う原江里菜と藤本麻子が首位に並ぶ

 2014年度LPGAツアー第35戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の2日目が、千葉県長生郡長南町のグレートアイランド倶楽部(6,639ヤード/パー72)で行われた。

 首位と1打差からスタートした原江里菜と藤本麻子がともに4つスコアを伸ばし、通算8アンダーで1位タイに並んだ。1打差の3位タイに笠りつ子、西山ゆかり、前田陽子の3名が続いている。現在賞金ランキング1位のアンソンジュは4つスコアを伸ばし、通算3アンダーの24位タイに浮上した。(天気:晴れ、気温:18.0℃、風速:2.0メートル)


 ツアー2勝目を狙う2人がこの日は同組で回り、ともに4つスコアを伸ばして首位に立った。

 6年ぶりの復活優勝を狙う原江里菜。「打った瞬間ほぼ完璧でした」と自画自賛した18番のセカンドショットを1メートルの位置につけ、難易度の高い最終ホールでいとも簡単にバーディーを奪い、ノーボギーのラウンドを締めくくってみせた。

 「今日のバーディーはショットがほとんどついていましたね。9番の3~4メートルぐらいが一番長かったです」とこの日もショットが好調。加えて難易度の高い16番、17番でともに2メートルのパーパットをねじ込むなど、ショット、パットが噛み合ってのゴルフとなった。

 今季ここまで賞金ランキング9位につけ、幾度となく優勝争いにも加わっているが、未だ成し遂げられていない悲願の復活勝利。「今週は自分だと思ってやっています。プレッシャーでガチガチになっても崩れないと自分を信じていますし」と、あえて自分を追い込み今大会は臨んでいる。「ここ最近の中でもショットが良い。準備は出来ていると思います」。自信を持って最終組から大一番に挑む。


 「すごく回りやすいです」。3年前に初優勝を挙げた思い出のコースで、2日連続の68をマークし、最終日を首位から迎えることになった藤本麻子

 「午前中はナイスショットもありましたが、当たりが薄かったり、曲がったりもして」と前半はバーディーとボギーが混在する不安定なラウンドだったが、「途中から修正できました」。ショット絶好調の原に呼応するかのように、9番以降はその原と全く同じスコアで上がってみせ、ともに最終組からツアー2勝目を狙うことになった。

 最近は母親からのアドバイスで、その日にあった良かったことや楽しかったことを思い出して寝るようにしているといい、昨日は「ご飯が美味しかったこと」を思い出し眠りについたという。「いつも思い出すのはゴルフ以外のことです」と笑ったが、明日の最終日に3年ぶりの2勝目をあげることが出来たならば、さすがにそれを思い出さずには寝られないだろう。


前田 陽子 (3位タイ:-7) プロ9年目、悲願の初優勝を狙う
ちょっとクラブのことで悩んだりしながらやってたゴルフだったので、ここまで上手くいくとは思ってなかったです。いつも伸ばすことが出来ずに落とすことが多いので、伸ばすゴルフをしたいとずっと思ってました。このコースに対してこのスコアは、最高ですね。

―今年が初のシーズンフル参戦、疲れとか慣れとかは?
やる前は不安がありました。経験が無い分、いい位置にいてもこういう風になっちゃうと悪い想像しながらでしたけど、出られる試合は全部出て、慣れも出てきたし、安定したとは思います。

ゴルフで食べていけないので、ダンボール工場で働きながらQTを受けてました。ゴルフ辞めて普通の仕事に就こうと思ったこともありましたけど、プロになった以上はツアーに出たいと思ってたので、それが出来て良かった。これからもツアー出られるなら、この1年だけじゃなくやりたいのはあります。

―優勝を狙える位置、最終日へ向けて
緊張せずにやれるとは思えないですよね。初めての経験ですし、いい経験が出来たら、という思いでやろうと思います。


笠 りつ子 (3位タイ:-7) 賞金ランキング17位、今季初優勝を狙う
「ショットとパットが良かったかな。グリーンを外してもアプローチで寄せてパーが取れたり。(前の2試合ではティーショットがフェアウェイに行かない場面も…)今週もそこまで良くないけど、その中でもスコアはまとめてるので、調子自体はいいのか悪いのかわからないですけど…。常に勝ちたい気持ちはあるけど、噛み合わなくて流れが来てないところがあるので、明日はいいゴルフをして勝ちたいですね。今日みたいにノーボギーで回れたらいいと思うので、気持ちの面で落ち着いて、一喜一憂せずに最後までいきたいです」。

西山 ゆかり (3位タイ:-7) プロ6年目、自身初のシード獲得が確定的
「3パットのボギーが2回あったのはちょっと悔やまれるけど、決めたいパットが決まってくれたので、全体的にはパット、ショットとも良かったと思います。(最終ホールはバーディーフィニッシュ)上位が8アンダー、7アンダーで沢山いたので、これは入れたいなと思いました。(優勝を狙える位置、修正したいところは?)ゴルフの全体的なイメージはいい感じなので、あとはいつもと同じように軽く練習して、整えて、明日を迎えたいです」。

成田 美寿々 (13位タイ:-4) 逆転賞金女王には3週連続優勝が必要
「ショットはそんなに悪くないけど、パットが決めきれず昨日とは逆のゴルフでしたね。流れに乗れないっていうのがありました。心にそんなに波風は立ってなかったですけど、最初のボギー2つも3パットだったので、やっぱりパットが…。明日はビッグスコア出したいですよね。6、7個くらい取りたいと思います」。

アン ソンジュ (24位タイ:-3) 3度目の賞金女王へ、初日57位タイから大きく浮上
「昨日からインコースのイメージが悪くて、18番は2日連続で良くなかったから、もう後半のアウトコースは切り換えて、予選落ちでもいいから自分のゴルフをしよう、と。パットもしっかり打って、カップ過ぎるくらいでもいいかなと思ってました。明日はスコアは関係なくて、ゴルフらしいゴルフをしたいです。ちょっとミスしてもフェアウェイに残るように、ピンを狙ってそこからチャンスを作って、と」。

イ ボミ (36位タイ:-1) 賞金ランキング2位、残り3戦で逆転賞金女王を目指す
「出だしは良かったけど、7番でロングパットから3パットしちゃって、そこからパッティングが入らなくなって、ショットも悪くなってしまい…。どこがどうして悪いかはわからなかったし、メンタルの問題だと思います。パッティングはラインを大きく読み過ぎちゃうことが多かったです。あんまり楽しく回れてないので、明日は楽しく回れたらいいなと思います」。

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