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2020.8.28

吉本ひかる-無欲で一変

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)第2日

 スコアメイクの鍵はパッティング。吉本ひかるが5バーディー、1ボギーの68をマークした。通算7アンダーで決勝ラウンドへ向かう。

 「1番からピンの位置が難しかった。パーセーブができればと思ってスタートした」という。しかし、2番でバーディーを奪う。残り132ヤードの第2打を8Iで、ピン手前4メートルへ。きれいな転がりで、ボールをカップヘ沈める。

 後半、ショット、パッティングが上昇。9番のバーディー奪取で勢いがついた。折り返しの10番でも、2メートルを決め、11番は、15メートルのロングパットを楽々とカップインさせる。

 「久しぶりのいいラウンドでした。とてもうれしい」と満面に笑みをたたえた。今季は出場2戦、予選落ち。第3戦へ向け、「コースマネジメントを徹底した。私は、すぐにピンを狙いたくなる。でも、打つ前によく考え、安全策を選択。不思議ですね。そうしたら、自然とボールがピンへ寄っていく」と解説。そして、「アース、NECでは欲が出て、よけいな力が入った。おかげで、ミスにつながっていたと思う。だから、今回はひたすら我慢。パーはとれる。運が良ければバーディーになる。そんな感じで、ストレスがなくなった」と加えた。

 2019年、春から好調が続き、もっとも初Vへ近い-といわれた黄金世代の逸材。にもかかわらず、未勝利に終わった。「去年よりも、優勝したい気持ちが強くなってきた」と本音を話す。ただし、「優勝を意識しながらプレーすることは難しい」とはやる気持ちを抑えた。 

 やはり、勝負を左右するのは「パッティングです」と、勝負の鉄則を再認識したこの日である。「小樽のグリーンは特に素晴らしい。スピードが出る。こういうグリーンが大好きです」。コースへ敬意を表し、無欲の欲で結果を待つ。

                         (メディア管理部・中山 亜子)

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