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2020.8.28

ノーボギーで躍進 笹生優花が首位浮上

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2020-21年JLPGAツアー第3戦、『ニトリレディスゴルフトーナメント』(優勝賞金2億円 優勝賞金3,600万円)大会第2日が8月28日、北海道・小樽カントリー倶楽部(6,695ヤード/パー72)で開幕した。この日も好調だったのは、ルーキーの笹生優花。抜群の安定感で通算8アンダー、首位へ浮上した。1打差の通算7アンダー、2位は68をマークした吉本ひかる。通算5アンダー、4位タイで小祝さくら、金澤志奈など、6人が続く。
(天候: 晴れ 気温: 29.3℃ 風速: 北東2.2m/s)

 笹生優花がこの日も好調をキープ。3バーディー、ノーボギーで通算8アンダーの首位に立った。「きのうもそうだったけど、我慢のゴルフ。きょうは、パッティングがあまり入ってくれない日でした。だから、焦らない、熱くならないことが第一。しかし、このコースは本当に難しい。だから、ノーボギーでプレーできたことが自信になる。そう思います」。プラスにとらえている。

 というのも、3バーディーはすべてパー4。自身が得意とするパー5のバーディー奪取は、1ホールもなし。「きのうイーグルだった13番はきょう、ティーインググランドが後方。最初から3打でグリーンへ乗せるつもりでいた。また、なぜか、パー5になると第1打が安定しない。第2打で木がじゃまをするのです」と、安全第一を心がけたのだ。

 今回がプロ3戦目。前2戦とどう違うのか。第2日のプレーで大きな進化を見せたことだろう。第1日、絶好のスタートを切っても、翌日に後退。2度あったことを、3度目はしない。経験したことをすぐに生かす。賢い選手である。

 今大会、開幕前から注目選手として連日、公式会見へ臨んでいる。その対応も素晴らしい。リモート会見で質問者が自己紹介を行うと、「どうぞ、よろしくお願いいたします」と頭を下げる。また、自身が発言すると、最後には「ありがとうございます」と再び、頭を下げる。それも心を込めていることが、この日も伝わってきた。

 いよいよ決勝ラウンド。2試合連続優勝も視界に入ってくる。しかし、「まだ2日間残っています。毎日、緊張しているから考えません」。サラリと話した。週末は天候が崩れる予報だが、「雨が降ったりすると、いろいろな作業が増える。肝心なことは、あわてないことです」と、自らへ言い聞かせるように答えている。

 自身の第2日を「ノーボギーでしたから、75点」と採点。水をひとくち含んでから、「4日間大会は、1週間がすごく長く感じます。だから、急ぎません。日々、学習です。ありがとうございました」と締めくくった。さわやかな19歳。どこまでも控えめだ。

                           (メディア管理部・中山 亜子)

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