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2020.8.29

有村智恵 急上昇の理由は塩谷さん…

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)第3日

 有村智恵がムービングデーのこの日、7バーディー、ノーボギーの65をマーク。39位タイから一気にジャンプアップした。ゴルフはコースとの戦い。加えて、さらなる目標があった。VS塩谷である。

 今大会、セッティング担当は塩谷育代である。今でも、記憶に残るのは昨年の大東建託・いい部屋ネットレディスで2位に終わったコメントが忘れられない。「塩谷さんに負けました」は、名言だった。それだけに、この日まで、どんな印象が残ったのだろう。「塩谷さんにしては、だいぶ優しかったと思います。今日はハイスコアが出る感じがした。それに応えましょう」と、スーパープレーで応戦となったのだ。

 序盤から、フル回転したのは、「あすは、雨予報。今日のうちにバーディーをできるだけとる」と覚悟決めた。勢いは後半へ入っても衰えない。特に難度№1の16番は「ティーショットがいいところへ行きました。第1、第2日がボギー。今日こそは-としっかりパッティングへ気合を込めた」。14メートルのバーディーを決めている。

 決勝ラウンドで躍進の理由は、高い修正力。「2つのポイントがあった。ひとつは、狭いコースなので腕に力が入りすぎ、クラブを振り切れていない。力を抜くようにした。もうひとつが、スウェーする癖が出ていた。昨日の練習で気をつけたら、いいショットが打てた」という。

 さらに、コースマネジメントをもう一度、徹底した。「どこにつけたら、いいバーディーパットを打てるかを意識した」。たった一日で激変の理由である。ちなみに、首位を行く、笹生優花の印象を質問すると、「世界各国でプレーした経験が大きい。年齢は若くても、対応力は、私たちベテランと同じぐらい。NECは攻めるコース、小樽CCは耐えるコースと正反対でもちゃんと対応しているでしょう。一緒にラウンドしたいなぁ」と真顔で話している。

 最終日は雨に加え、強風の予報も。「全英みたいな1週間になりそう。どんなプレーになろうとも、ベストを尽くすしかないでしょう」。コースとライバルへ向け、決意のメッセージをおくった。

(メディア管理部・中山 亜子)

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